道の駅保田小学校に隣接。拡張して 「保田小附属ようちえん」として本日オープン。
鋸南町の都市交流施設・道の駅保田小学校は、観光の方々にも、地元住民の方々にも人気の道の駅。しかし、駐車場の不足や子育て世代の方がもっと安心して利用できる環境整備が課題だった。今回、施設の拡張整備を行い、「道の駅保田小附属ようちえん」として本日10月14日オープンの運びとなった。
この施設は、隣接していた旧町立鋸南幼稚園などを活用して整備したもので、既存の「保田小学校」と合わせて面積は2万3千㎡を超え、駐車場は200台が収容可能に。休憩施設としての機能の強化や子育て世代の使いやすさなど、多様なニーズに応える施設となっている。既存の保田小学校からは、雨でも濡れずにアクセスできる円環状の屋根付き歩道「わっか」を設置。屋外には駐車場のほか、キャンピングカーサイト、公園「みまもりひろば」、ドッグランやバス待合所を整備。
さらに、旧幼稚園舎内は、飲食テナント3軒が並ぶ。手作りの「ミルフィーユかつ」などを中心にしたバラエティとんかつ店「なのはなぐみ かつ菜保田店」、地元の新鮮な海の幸を食材に美味しい海鮮をメインとする「保田食堂」、鋸山サンド・保田チキンが名物の「front village diner」の3店舗が出店。
他に、コワーキングスペース「まちのオフィス」、遊戯室を改修してカフェを併設した子どもの遊び場「プレイカフェ」などもある。東京・新宿方面、千葉方面、羽田空港・横浜方面への高速バスが乗り入れ予定で、さらに便利な「道の駅」としての機能も果たす。
本日14日と、明日15日はオープンイベントを開催。「入園おめでとう」を合言葉に、数々の楽しい催しでグランドオープンする。
問い合わせ/鋸南町総務企画課
電話/0470-55-4801
*565号掲載
写真でみる鴨川のいまむかし
- 9月2日(土)〜10月22日(日)9時〜17時、月曜休館※祝日の場合は翌日休館
- 会場:鴨川市郷土資料館(鴨川市横渚1401-6)
- 料金:200円、小中高生150円
鴨川市郷土資料館には市民などから数多くの写真資料が寄贈され、市の歴史研究等に活用されてきた。
今回の展示は、収蔵する写真資料から風景や街並み、産業、出来事等を写した古写真(約80点)や絵はがき(約30点)を中心に紹介する。
約30点の写真展示では、当時と現在が比較できるよう、ほぼ同じ場所から撮影した現在の写真も展示される。
主となる資料は昭和10年代の安房鴨川駅や昭和14年頃の逆川橋、昭和初期の城崎海岸、昭和10年代の太海海岸などの写真で、過去と現在を比較することで、「大きく変化したもの」「変わらず残されてきたもの」がうかがえる。
期間中の30日(土)は、13時30分から学芸員による30分程度のギャラリートークが行われる。
問い合わせ/鴨川市郷土資料館
電話/04-7093-3800
*563号掲載
房州とイタリアを愛した画家 寺崎武男 生誕140年展
- 3月25日(土)〜4月5日(水)10時〜16時(最終日は15時まで)月曜休館
- 会場:南総文化ホールギャラリー
国際的に活躍したにもかかわらず、あまり知られていない画家・寺崎武男の全貌を紹介する作品資料展が南総文化ホールギャラリーで開催される。
大正末期から館山市に暮らし、戦後は安房高校の美術講師として後進の育成に務めた寺崎武男は、明治時代にイタリアへ渡り、フレスコ画やテンペラ画、エッチングなど様々な技法を研究して日本に紹介した。大正期より法隆寺の壁画研究を続け、昭和のはじめにはヴェニス・ビエンナーレ国際展で日本人として初入賞を果たしたことも。
館山にはイタリア留学の先輩である彫刻家・長沼守敬を慕って訪れるうちに定住するようになった。房総開拓神話を多く描き、安房神社や布良崎神社、下立松原神社(白浜)などには奉納された作品がある。
作品資料展では、寺崎家の遺族から寄贈を受けた多数の作品と、膨大な書簡や手帳・スケッチ帳などを調査分析した資料パネル約40点を展示する。
4月1日(土)14時から同会場の小ホールでシンポジウムが開催される。石井元章氏(大阪芸術大学教授)による基調講演「日伊交流史における寺崎武男」、安房文化遺産フォーラムの愛沢伸雄氏による調査報告「手帳と書簡から見える寺崎武男の世界」。資料代500円。
問い合わせ:NPO法人安房文化遺産フォーラム
電話:0470-22-8271
*552号掲載
新開発 たてやま海自カレー 館山市内5店舗で2月10日デビュー!!
館山市内5店舗の飲食店・ホテル等で、「たてやま海自カレー」が昨日10日より販売開始された。
これは、なにか地域振興になることができれば、という館山海上自衛隊の思いと、全国の各地で取り組んでいる「海自カレー」を開発できれば、という地域飲食店舗の願いがひとつになりできたもの。コロナ禍のなかで取組協議を開始しながら、なかなかコロナが収束せず、大々的な活動ができるかという不安のなか、準備に本格的に取り組んだのは昨年の7月。そこから、館山市内の飲食店等が、説明会や協議、試作等に挑戦し、このほど5店舗で「たてやま海自カレー」として販売することになった。
館山航空基地では、毎週金曜日の昼食が「カレー」で、野菜カレー、チキンカレー、ビーフカレーなどを週替りで、「仕事に励むための昼食」として提供しているとのこと。「たてやま海自カレー」も、基本は基地で食べているカレーの食感等を守り、加えて館山産や房州産の野菜や食材を使い、副菜やデザートにもこだわりを持ってメニュー化することをルールに。各店それぞれ個性あるメニューに仕上がった。
海上自衛隊第21航空群と食のまちづくりを推進する館山市、店舗のまとめ役としての館山商工会議所、この3者により、「海自カレー」の普及について連携協定の調印が交わされ、デビューを記念して先着200名に「館山航空基地隊グッズ」をプレゼントするキャンペーンとともに販売をスタートした。
食べ比べできる「たてやま海自カレー」、各店で提供時間等に違いがあるのでご注意を。
事業の問い合わせは館山商工会議所
電話:0470-22-8330
たてやま海自カレー基本ルール
- ごはんの量・ルーの量は200g〜240g
- ルーはミックス、香辛料もシンプルに
- ドリンク付き=選べるなかに牛乳あり
- サラダ、福神漬(らっきょう)がついている
- 館山産、房州産、こだわりの食材をどこかに使用。産地、作り手の意図がわかる副菜を
ひふみのハチミツ&里見伏姫牛カレー
Café123
(カフェひふみ)
館山市八幡515
電話:0470-23-5348
11:00〜16:00
定休日/月曜・水曜
ランチ 1,880円(税込)
野菜ゴロリの元気が出る館山こだわりカレー
Photon325
館山市北条1843-8
電話:090-6964-5685
11:00〜14:00
(ランチタイム)
定休日/日曜・月曜
ランチ 1,650円(税込)
房州さばぶしチキンカレー
里見茶屋
館山市館山236
電話:0470-29-5100
カレー提供時間10:00〜14:00
(営業時間11:00〜18:00)
定休日/不定休
ランチ 1,380円(税込)
鮪(まぐろ)サンガに黒麻油が香るブラックジャックカレー
海辺の小さなお宿
まるへい民宿
(MARUHEI KITCHEN)
館山市沼985-10
電話:0470-22-2803
電話窓口9:00〜18:00
民宿営業/通年(不定休)
宿泊者限定 2,310円(税込)
平砂浦アジわいパンチカレー
館山リゾートホテル
館山市小沼352
電話:0470-29-2100
18:00〜20:30(L.O)
※館内1階「バルオルカ」で提供
ディナー 1,760円(税込)
*549号掲載
特別展 靉日荘一〇〇年 大正時代ー保田を愛した歌人や画家たち
- 2022年11月22日(火)〜2月5日(日)9時〜17時、月曜休館
- 会場:菱川師宣記念館(鋸南町吉浜516)
- 料金:一般・大学生500円、小中高生400円
明治から大正にかけて多くの文化人が避暑や保養の地として訪れた保田には、「靉日荘」(あいじつそう)があった。日本にアインシュタインを招いた理論物理学者で歌人の石原純と、アララギ派の女流歌人の原阿佐緒が、道ならぬ恋のセンセーションから世間の目を逃れ、保田の地に建てた住居である。二人が靉日荘で新しい生活を始めると、彼らを慕う芸術家が集い、保田はいつしか文化を生み出す地域として世に知られるようになった。
さらに、石原と原の地域での功績には、安房美術会の設立がある。出版人の中村有楽、歌人の古泉千樫らとともに創設。保田に移り住み創作活動に専念した画家の金森南耕や山内多門も集まった。
昨年、靉日荘の竣工からちょうど100年を迎え、企画されたのが今回の特別展。靉日荘を通じた芸術家の交流を軸に、地元に多数残る石原・原・金森・山内らの絵画や書籍、短冊、色紙など広範囲にわたる作品や手記が初公開される。そして明治末から大正にかけて活躍した保田ゆかりの画家・鰭崎英朋らの作品も加え、大正時代の保田の文化を振り返る。
問い合わせ:菱川師宣記念館
電話:0470-55-4061
*548号掲載
- 2023年1月2日(月)〜5月14日(日)10時〜17時、火曜休館(祝日の場合は翌日、ゴールデンウィークは開館)
- 会場:鋸山美術館(富津市金谷2146-1)
- 入館料:800円、中高生500円、小学生以下無料
長谷川昻氏は鴨川市粟斗出身の彫刻家で、魚見塚展望台の女神像「暁風」や、東京湾観音の原型を制作したことでも知られる。青年時代に高村光雲に認められ、独自の木彫表現「鉈彫り」を確立。その温もりの心を刻む造形は「現代の円空」と称された。サイゴン国際美術展や日本木彫会展、文展・日展等への出展で活躍し、2012年に102歳で逝去するまで鑿音を響かせた。
今回の展示では「アトリエの記憶」「祈りの形」「無垢の造形」をテーマに3ブースに分け、鴨川市教育委員会・君津市教育委員会所蔵の作品に加え、アトリエに遺された道具やエスキース(習作・原型)も公開される。
作品理解の手がかりとなるエスキースも展示されることで、作者の発想・構想を垣間見ることができる展示内容となっている。造形手法が3Dデジタル技術に移りゆく今だからこそ、鑿を叩き続けた同氏の「生」の作品に迫ってみては。
問い合わせ:鋸山美術館
電話:0439-69-8111
*548号掲載
第6回あわぶっく市
年に一度出現する本好きによる本の回廊
- 11月13日(日)10時〜15時、荒天中止(小雨の場合は屋内縮小開催)
- 会場:道の駅ローズマリー公園(南房総市白子1501)
書店が少ない安房地域で、本との出会いの場としておこなうブックマーケット。毎年秋に開催され、第6回目となる今年は本屋と本好きによる約30店がとっておきの本を思い思いに並べて売る。
「あわぶっく市」の発起人の前田浩彦さんは「ひまつぶしがらん堂」という屋号で、リンゴの木箱に本を入れて、地域のイベントによく顔を出している。安房地域の本屋が少なくなっていくのを目にして、本と出会う場をつくりたいという前田さんの思いに集まった仲間は、ぶくぶくコレクティブと名乗る。あわぶっく市は2018年3月に第1回目を鴨川市内の地域マーケットで開催し、第2回目からローズマリー公園に会場を移した。第3回は「房総半島台風」の2か月後にもかかわらず、1日に800冊を超えるやりとりがされたことも。毎回多くの来場者でにぎわっている。
出店者は西千葉や我孫子の古本屋、絵本のセレクトショップ、いすみ市にある私設図書館、元司書、雑誌編集者や本好きの人など様々、本のジャンルは釣り、農業、アート、郷土史、小説、自費出版など多岐にわたる。
あがた森魚さんが特別出店
今回は、シンガーソングライターのあがた森魚さんが特別出店する。あがたさんのファーストシングル「赤色エレジー」は50万枚の大ヒット。音楽生活50周年を記念して出版した自著「愛は愛とて何になる」を自ら販売しサイン会(11時30分〜、13時30分〜)を行う。
このほか、「長南ビブリオカフェ」によるビブリオバトル(11時〜、14時〜。参加者同士で本を紹介し合い、もっとも読みたいと思う本を投票で決めるゲーム)や、天然酵母パンや弁当、コロッケ、ジビエカレー、珈琲など美味しいお店も集合。読書の秋に、あわぶっく市に足を運んでみては。
問い合わせ/ぶくぶくコレクティブ(前田/18時〜21時)
電話/0470-28-4354
海のゆりかごを甦らせよう
- 10月28日(金)13時〜16時45分、29日(土)9時〜16時45分、30日(日)9時15分〜12時30分
- 会場:館山総合高等学校水産校舎(館山市長須賀155)
- 参加無料
海草の一種で、浅い砂地の海辺に生えるアマモ。群生地の「アマモ場」は小魚などの産卵場や生息場となり、「海のゆりかご」と呼ばれる。全国に広く生息していたが、沿岸域の開発や気候変動などで減少している。館山市では「NPO法人たてやま・海辺の鑑定団」などが中心となって、沖ノ島周辺のアマモ場の再生活動を進めている。
「アマモ」と「アマモ場」の再生と保全を目指す「全国アマモサミット」は2008年に横浜市で始まった。14回目の今年は館山総合高校水産校舎(体育館、講堂など)を会場に開催される。
1日目の10月28日(金)は仲岡雅裕氏(北海道大学北方生物圏フィールド科学センター厚岸臨海実験所)による基調講演「世界のアマモ場〜国際共同研究でわかってきたその役割と現状〜」他(13時15分〜)、岡島達男氏(国土交通省関東地方整備局港湾空港部)らによる事例発表「東京湾UMIプロジェクトと館山港の取組」他(15時5分〜)がある。
2日目の29日(土)は岩井克巳氏(NPO法人大阪湾沿岸域環境創造研究センター)による記念講演「大阪湾におけるアマモ場再生活動」(9時55分〜)、神保清司氏(NPO法人千葉自然学校)による「アウトドア事業者連携と教育活動の実践事例」(10時45分〜)などの活動報告がある。
たてやま・海辺の鑑定団の竹内聖一理事長は29日(土)9時からのオープニングトークと活動報告、30日(日)のパネルディスカッション(10時45分〜)に出る。29日は館山市立北条小学校4年生による活動報告、29日と30日の両日は高校生サミットも行われ、ユーチューブでの配信も予定されている。
来場には事前予約が必要で、サイト(https://amamosummit2022tateyama.com/)の申し込みフォームへ。各日定員200名。会場に駐車場はないが、近隣に無料駐車場がある。
問い合わせ/館山市建設環境部環境課
電話/0470-22-3352
問い合わせ/NPO法人たてやま・海辺の鑑定団
電話/0470-24-7088
*543号掲載
丸木位里・俊の「原爆の図」移動展示会
安房エリア5会場を巡回開催
安房反核フェスティバル
- 2022年9月24日(土)〜28日(水)初日は13時〜/館山市コミュニティセンター ※①
- 9月30日(金)〜10月2日(日)最終日は15時まで/誕生寺・鴨川市郷土資料館 ※②
- 10月4日(火)〜6日(木)/道の駅とみうら枇杷倶楽部ギャラリー
- 10月8日(土)〜9日(日)/鋸南町中央公民館
- 10月12日(水)〜14日(金)/勝浦市芸術文化交流センターKuste ※②
9時〜17時、枇杷倶楽部のみ10時〜、※①初日13時〜、※②最終日15時まで
「原爆の図」は、広島出身の水墨画家・丸木位里さんと、妻で油彩画家の俊さんが、夫婦共同で30年以上に渡り制作に取り組んだ15部の連作だ。
1945年8月6日8時15分、広島に原子爆弾が投下された。数日後、疎開先の埼玉県南浦和にいた丸木夫妻は、両親や親戚の暮らす広島に駆けつけ、広島での惨状を目のあたりにした。終戦から3年後、原爆の図を制作することを思い立った。
丸木夫妻が最初の原爆の図を発表したのは1950年、東京都美術館で開催された「日本アンデパンダン展」であった。のちに「幽霊」と題された作品は、縦1・8メートル、横7・2メートルの麻紙に水墨を用いた大作で、勤労奉仕隊の女性たちの被爆直後の姿が描かれていた。「幽霊」の発表から半年後、「火」と「水」が同時に発表された。
米ソ両国が核兵器の開発を競い合い、世界的に核兵器禁止をもとめる署名運動が広がり始めた時期であった。まだ占領下にあった国内で、等身大の被爆者の群像を描いた絵は、原爆の悲惨さをほとんど知らされていなかった人たちに大きな衝撃を与えた。
丸木夫妻は「原爆の図」を一部につき8本の掛け軸に仕立て直して、爆心地近くで開かれた展覧会を起点に、全国巡回を始めることになった。
1953年までの約4年間、北海道から鹿児島まで日本列島各地を巡回した原爆の図の展覧会は170か所を数え、学校や公民館、デパート、映画館、寺、教会、旅館、駅舎、公園などで開催された。労働組合や学生自治会、文化サークルを中心にさまざまなボランティアに支えられ、開催日数はのべ600日以上、観客数は約170万人をこえたと推測される。
全国巡回中に「虹」と「少年少女」が発表され、その後も「原爆の図」は描き続けられ、全15部の連作となった。八幅対の掛軸だった作品は現在は屏風仕立てになっている。
今回巡回する原爆の図は、1967年に開館した埼玉県東松山市の「原爆の図丸木美術館」から借り受けた原寸大の複製画で5点が展示される。丸木美術館の記録に残る限りでは、安房地域での巡回展は今回が初めてになるという。原爆の図をとおして、丸木夫妻が核兵器のない平和な社会を願った思いや、単なる虐殺の記録ではなく、この世界に存在していたかけがえのない生を記憶する絵画に、思いを重ねてみては。
主催:館山市被爆者同友会(勝浦市会場のみ千葉県原爆被爆者友愛会主催)
問い合わせ/古畑
電話/090-2440-4544
第19回南房総検定当選者発表!
今回も441名の方から応募をいただきました。間違いの多かったのは問5でした。全問正解者はおおよそ3分の2。かなりの難問だったようです。クリップ賞の希望者は57名で激戦となりました。賞のあとの(00)の数字は希望者数です。次回の参考にしてください。当選された方おめでとうございます。
応募総数 441通
全問正解 289通
正解率 65.5
正解発表・解説
- 初代将軍・源頼朝から…(中略)幕府の事績を編年体で記した書は?
正解 ハ・吾妻鏡 - 頼朝が踏みつけた痛さから、怒って以来角をなくしてしまったという貝は?
正解 ロ・サザエ
鋸南町竜島が有名だが、南房総市和田町花園にも角のないサザエの話が伝わっている。 - 頼朝より先に着いた北条時政が旗立山の山上に目印として立てた旗は何色だった?
正解 イ・白
最悪の場合を想定して、頼朝と落ち合う場所を打ち合わせていたものと考えられる。行山と呼ばれ、中腹には大日堂があり、行人墓もある。 - (前略)町道の両側に水仙が咲き誇る地区は、頼朝の名馬の名前がなまったと言われます。それはどこ?
正解 ニ・江月
江月の地名は、長狭へ向かう途中の山間で得た名馬「池月」がなまったと言われ、馬がいた場所は、馬ノ住という字が残っている。 - 波切不動尊の脇から流れ落ちる滝の川で洗った馬は、のちに義経に与えて、源平の合戦で活躍します。この頼朝の愛馬の名前は?
正解 ロ・太夫黒
頼朝が太夫黒を洗った川は名馬川とよばれ、そこにかかる名馬橋は、鴨川オーシャンパークの向かいの旧道にある。 - 崖観音の下の茶屋で一休みした頼朝が団子を食べ「たいそううまかった……」といって喜び、ついたといわれる苗字は?
正解 ニ・嬉賀 - 頼朝軍の数が九十騎ほどになり、百騎不足(ひゃっきたらず)から「百不取」(ひゃくとらず)と呼ばれるようになった地名があり、そのバス停を通る県道は?
正解 ロ・県道88号
この県道には「源氏が千代に八千代に栄えるように」と命名した「千代」のバス停もある。 - 館山市洲崎の付近で、頼朝が地面を突くと水が湧き出て、井戸になったが、地面を突いたものは?
正解 イ・矢尻
現地には源頼朝公上陸地の石碑と、頼朝が洲崎神社に参拝した際に詠んだ句碑がある。 - 柿の枝の鞭を地にさし武運を祈ったところ…(中略)逆柿と呼ばれたこの柿の木のある場所は?
正解 ハ・犬掛
犬掛の渡辺商店脇にあります。初代の木はすでに枯死し、西方山裾の日宣寺に奉納されている。 - 養老寺で頼朝が食事をした時、ある植物を箸の代わりにしました。(中略)そこに根付いたといわれる植物とは?
正解 ロ・ススキ
当選者発表
1・クリップ賞(57)
館山市北条・高橋夏都様
2・コア賞(45)
勝浦市平田・鈴木靖子様
3・コアコミュニケーション賞(31)
市原市八幡・安田貴之様
4・おいしく食べま賞(31)
横浜市旭区白根・上田和徳様
5・音をたのしみま賞(19)
鴨川市北小町・白石優奈様
6・きれいにしま賞(33)
館山市大神宮・眞田三枝子様
7・本を読みま賞(41)
南房総市岩糸・苅米綾佳様、館山市船形・醍醐道子様、鴨川市南小町・古市一雄様、鴨川市来秀・小林まゆみ様、千葉市緑区おゆみ野・廣田悠人様
8・お米を食べま賞(13)
館山市上野原・安井麻里奈様、館山市波左間・佐野道代様、館山市下真倉・小谷和代様、横浜市都筑区荏田東・寺沢暁子様、館山市正木・鈴木誠之様
9・安田農園賞(8)
館山市稲・渡辺紀子様、横浜市戸塚区舞岡町・長谷川洋子様
10・オレンジ村賞(10)
横浜市保土ヶ谷区桜ヶ丘・生稲拓実様、市川市菅野・山田益義様、館山市北条・三平歌子様、南房総市和田町真浦・間宮和男様、南房総市安馬谷・加瀬幸子様
■賞品のお届けは3月20日前後となります。
*528号掲載
錦絵新聞の世界
〜明治のおもしろ珍事件が浮世絵になった〜
- 2021年6月8日(火)〜9月5日(日)9時〜17時、月曜休館
- 会場:菱川師宣記念館(鋸南町吉浜516)
- 料金:一般・大学生500円、小中高校生400円
明治に入ると西洋からありとあらゆる文物が流入してくるが、『新聞』もそのひとつだった。明治3年に活版印刷と洋紙を用いた初の日刊紙「横浜毎日新聞」が刊行された。さらに明治5年に「東京日日新聞」、「郵便報知新聞」などが誕生している。いずれも、ふりがなや絵もなく、漢文漢語の読める知識人向けで、一般大衆には読みにくいものであった。
そこでかな文字が読める程度の庶民向けに登場したのが『錦絵新聞』。新聞社の発行した日刊紙の記事をもとに、戯作者や講談師などの手を経て読み聞かせてわかりやすい文章に仕立て直し、絵師が木版画浮世絵に仕上げたものだ。
明治7年、東京の版元「具足屋」により東京日日新聞の記事を題材に、浮世絵師の落合芳幾の錦絵にふりがなつきの解説文を添えて錦絵版「東京日日新聞」が発行される。たちまち人気を呼び、歌川国芳の門下で芳幾の後輩であった月岡芳年が起用された郵便報知新聞も売り出された。さらに大阪や京都の版元から錦絵新聞が発行され、約40種もの錦絵新聞が続々と誕生した。錦絵新聞のブームは明治10年の西南戦争の頃までのわずかな期間だった。錦絵より作成に時間のかからない単色刷りの挿絵を組み合わせた小新聞が発行され、錦絵新聞はほとんど姿を消していった。
錦絵新聞は、新聞の記事の中から珍しい事件をピックアップして、これを錦絵にしたもので、ゴシップ・ジャーナリズムの媒体となり、それまで新聞に縁のなかった一般大衆に受けた。今でいえばさしずめ写真週刊誌やテレビのワイドショーにも通ずるものだろうか。
錦絵新聞でとりあげられた題材は殺人、情痴、美談、怪談などが多かった。「墓から生き返った酔っ払い」「妖怪三つ眼入道現る」のように市井の人々が興味をもつ話題を、迫力ある構図の図柄と名調子の文章で伝えたのである。
今回の展覧会では、落合芳幾が担当した東京日日新聞、月岡芳年による郵便報知新聞等35点が展示されている。錦絵としての価値もさることながら、明治初頭の庶民を楽しませた貴重な史料でもある。
問い合わせ/菱川師宣記念館
電話/0470-55-4061
*512号掲載
海と人と鯨と 飯田裕子写真展
1「鯨とワタシたち」
- 6月19日(土)〜9月6日(月)9時〜20時、火・水曜定休
- 会場:カフェわだぱん(南房総市和田町柴215 電話 080-3558-9308)
2「楽園創生〜南太平洋の島々〜」
- 7月22日(木・祝)〜9月26日(日)10時〜17時 ※日曜日は16時まで、火・水・木曜休館
- 会場:白浜海洋美術館(南房総市白浜町白浜628-1 電話 0470-38-4551)
3「遠くのハワイと近くのイワイ」
- 7月31日(土)〜8月31日(火)10時〜18時、日曜定休
- 会場:岩井駅前交流拠点boccs(南房総市市部125-13 電話 0470-29-3958)
写真家の飯田裕子さんが南房総市の3か所を会場に、房総と太平洋上のオセアニアの島々に続いてきた、海と人との関わりをテーマにした写真展を開く。各会場ではギャラリートークやライブ、ワークショップなどが行われる。
飯田さんは日本各地、世界の旅とドキュメンタリーをテーマに、各地域の環境から生まれた衣食住、職人世界など多岐にわたる取材をし、ポリネシアやメラネシアの島国、亜熱帯島嶼世界などの撮影をライフワークにしている。
「鯨とワタシたち」は現在も捕鯨が続けられている和田のカフェを会場に、1998年と2007年に捕鯨船に乗船し取材撮影した秘蔵写真を中心に、親子鯨の写真が展示される。6月19日(土)13時30分からは鯨に想いを馳せるギャラリートーク、20日(日)17時30分から深津純子さんとジョン・グレゴリーさんによるライブ(ライブチャージ有り)が開催される。
「楽園創生〜南太平洋の島々〜」は、海の工芸美術を展示する美術館を会場に、2018年に京都のロンド・クレアントで開催した「楽園創生」展に出品したプリントが並ぶ。ライフワークとして撮影を続けてきたポリネシアは、人類移動史で難関の海をカヌーで超えた勇敢な人々の島々だ。
「遠くのハワイと近くのイワイ」は岩井駅前の多目的交流施設が会場。呼吸と水を意味するハワイと岩井(イワイ)を比較した写真を展示する。
*511号掲載
安房美術会100周年記念展
長きにわたり安房の美術文化を牽引
- 4月3日(土)〜11日(日)10時〜17時 ※3日は12時〜、11日は16時まで、南総文化ホールは月曜休館
- 会場:館山市コミュニティセンター 展示ホール 「会員」作品展(春季展)/千葉県南総文化ホールギャラリー 「物故会員及び顧問」作品展
大正時代に設立 多彩な文化人が尽力
安房美術会の歴史は古く、発足は大正10年(1921)。今年で100周年を迎える。ちなみに、鉄路が房総半島を南進し、その2年前の大正8年に安房北条駅(現館山駅)が開業している。発足の背景には、観光振興と関東大震災からの復興、そして地域文化の向上があった。当初は画家のほかに出版人、歌人、俳人、文人が集まり、バラエティに富んでいた。
安房美術会の設立の中心になったのは、美術館のミュージアムショップの絵はがきの老舗「京都便利堂」の創業者で、東京で社会風刺漫画雑誌「東京パック」を発行した中村有楽(「楽土の房州」発行人)。館山の北条町に来た中村有楽は、房州の観光宣伝につとめながら、安房地域の文化人たちと交流。それが「安房美術会」の誕生となり、初代会長を務めた。
大正13年7月に開催された第1回美術展覧会は、館山の銀座通りにあったレストラン「鏡軒」で行われた。レストランの洋館は前年の大正12年9月の関東大震災で潰れていたので、バラックのよしず張りの中でのスタートだった。展覧会では毎回入場料を取りながら、かなりの入場者があったという。
第1回目の出品者の顔ぶれを見ると、鋸南町保田に住み始めたばかりの石原純(アインシュタインと親交のあった理論物理学者)や原阿佐緒(アララギ派の女流歌人)らが名を連ねていた。館山の長須賀に眼科医を開業した日本画家の斎藤光雲も創立時の主要メンバーであり、戦後の混乱期まで長期にわたり会長を務めた。
「館山美術会」から 再び「安房美術会」へ
昭和9年に安房美術会は、房総観光協会や東京湾汽船会社などの後援を得て、東京日本橋の白木屋(百貨店)で「房総風景紹介展覧会」を開催した。房州の自然や風景を紹介して、旅行客の来遊を促すための観光振興に大いに寄与した。
戦争と戦後の混乱期を経て、館山市文化祭に参加してから入場無料とした。昭和29年に「安房美術会」は「館山美術会」に改称、昭和60年から館山市文化祭「館山美術会展」は公募展とし一般からも出品を募った。平成29年にふたたび旧来の「安房美術会」に改称、「会員相互の創作活動を活発にすると共に安房地域の美術文化の振興をはかることを目的とする」の活動理念を掲げ、春と秋に美術展を開催している。現在の安房美術会は、洋画・日本画・彫刻・工芸の4部門があり、会員60余名が日頃の研鑽の成果である作品を発表している。
今回は記念展として、2つの会場で開催される。現会員の作品は「春季展」を兼ね、館山市コミュニティセンター展示ホールに、そして物故会員及び顧問の作品は、所蔵者の協力のもとに南総文化ホールギャラリーに展示する。斎藤光雲はじめ石原純など安房美術会の草創期の会員や、美術会顧問をつとめた岩崎巴人など19名の作品を展示している。これまでの安房美術会の年表も掲示し、安房美術会の100年を振り返る。
問い合わせ:事務局(石井)
電話:0470-27-3087
−南房総の光と風を描いた画家−溝口七生遺作展
- 3月11日(木)~23日(火)10時~17時 ※月曜休館、23日は15時まで 会場:千葉県南総文化ホールギャラリー 主催:溝口七生遺作展実行委員会
打ち寄せる波、岩礁、荒涼とした砂丘、立ち枯れの老木や何気ない里山など、ごく身近にある風景が、精緻な筆づかいで写実的に描かれる。画家・溝口七生さんの作品は一度や二度ならず、誰もが目にしたことがあると思う。おおよそ60年にわたり油絵を描き続けてきたが、惜しくも一昨年、83歳で他界した。
東京出身の溝口さんは、大学卒業後に岩井にあった養護学校教諭として、南房総へ着任。前後して絵筆をとり、1965年、29歳の時に光陽展に「岩井の海」を初出品し入選をはたす。以降も教職のかたわら、絵を描くことにも専念し、光陽展に出品を続けるほか、安井賞展や千葉県展にも入選、また千葉県展知事賞、県展賞、コレクターが賞を選ぶ絵画展グランプリなどを受賞している。画業へ情熱を注ぐほかにも、「平和を願う千葉県美術家の会」などに参加し、平和運動にも熱心に取り組んできた。
アトリエに残されていた約300点の遺作のなかから40点を選び展示したのが今回の遺作展。なお、1997年、南総文化ホール開館の際、このギャラリーではこけら落としとして溝口七生作品展が開催されている。
車の免許を持っていなかったため、自宅のある鋸南町勝山からは50㏄バイクにまたがりスケッチなどの取材をしていたというのも、溝口さんらしいエピソードだろう。自身の画集(2008年・作品集)に「風景との対話」と題してこんな一文を寄せている。
『自然が多く、その自然は、人間生活と密接不可分で「親しみやすい自然」である。そんな南房総の風土、自然、風景はとても好きで、心惹かれるので、描き続けている。
しかし、南房総らしさを表現したいとはあまり思っていないこともあって、明らかに南房総のあの場所で描いたのだとわかるような作品、南房総らしさが強く出ているような作品は、意外と少ないと思う。
日本の他の地域で見られるような岩・波・渚・田園・樹々、等の自然の片隅に見られる「素朴な美しさ」「生命の輝き」などに心惹かれて描くことが多いからだと思う。
(中略)
自分が風景と対話した内容やその中で感じたこと、思ったこと、感動したこと、などを込めて作品にし、作品を観てくれる人が私と同じように感じてくれれば素晴らしいとは思うのだが、同時に、私と同じように感じてくれなくてもいいから、私の作品の中の風景と自由に対話してくれればいいなと思っている。』
溝口七生 プロフィール
1936年・東京に生まれる。1960年・東京学芸大学卒業。東京都の小学校教員となり、大田区、台東区、文京区の健康学園教諭を歴任、94年に退職。教職の傍ら美術活動に取り組む。 1965年・光陽展に出品。以後、光陽会に所属。72年から94年まで委員を務める。南房総支部の支部長も長年務める。94年に退会。この間、安井賞展に入選2回、ル・サロン展入選、千葉県秀作美術展に選抜され出品など。2019年・83歳で死去。
*505号掲載
謹賀新年 あらためて、のんびり、 ゆったり、地元でお正月
今年のお正月は、密をさけてゆったり、のんびりすごせる近くのおすすめスポットをご紹介。 よく知ってる、時々行っている所かもしれませんが、家のなかにとじこもってもいられない、お正月でかけるならこちらはいかがでしょう。
酪農のさと
この周辺の山間部は嶺岡牧と呼ばれ平安時代から馬を放牧し、朝廷に献上していたという歴史を持つ。戦国時代は里見氏の軍馬養成に使われ、江戸時代には、幕府直轄の牧場となった。享保13年(1728)、徳川八代将軍吉宗の命により、インドから輸入した白牛を飼育したことから、日本酪農発祥の地となっている。明治44年(1911)に千葉県種畜場嶺岡分場が発足し、その後、嶺岡牧場とも呼ばれ日本の酪農の発展に貢献をしてきた。現在は、その一部が「酪農のさと」として一般開放されており、18頭のヤギが放牧されている。牧場内は自由に散策ができる、のびのびとした開放的な場所。千葉県酪農資料館は酪農に関する資料が展示されている(9時30分から16時30分・入館無料・月曜休館)。資料館ともに、元日から営業しており、4日(月)も開館する。
電話:0470-46-8181
野島崎公園
ご存知!房総半島最南端の野島崎。灯台を中心に崎をぐるーっと一周できる距離800mほどの遊歩道が整備されており、のんびり、ゆったり散策を楽しめる。のんびりまわって20分ほど。最南端の碑や彫刻のモニュメントも所々に設置されており、岩礁の景観など見所もいろいろ。野島埼灯台は併設するきらりん館とあわせて元日から営業(平日・9時〜16時、土日祝・8時30分〜16時、参観寄付金:大人〈中学生以上〉300円、小学生以下無料)。海や漁業に関する文化財を展示した白浜海洋美術館もおすすめのお立ち寄り所。厳島神社での初詣もお忘れなく。境内には安房の名工のひとり武田石翁作の七福神もある。灯台前広場には飲食店も多数あり、2、3時間はすごせるエリアだ。
大山千枚田
四季折々に変化する自然を楽しめる大山千枚田。移りゆく季節を写真におさめようと訪れるカメラマンも多い、人気の撮影スポットでもある。昨年の10月から実施しているのが「棚田のあかり」のイベント。1万本のLEDライトが並べられており、そのうち6000本は15分ごとに色を変える。1月4日までの開催なのでお見逃しなく(点灯時間:17時〜20時頃)。
潮風王国
潮風王国のキャッチフレーズは、「日本一気持ちのいい芝生広場のある道の駅」。広々とした芝生のある広場でゆったり、のんびり。人に迷惑をかけない、この基本ルールを守れば、犬のお散歩、ボール遊び、バドミントンなどもOKです。電線がないので凧揚げもおすすめ。物産やお土産などを販売する市場棟の営業時間は元日は10時から16時。2日以降は通常どおり9時から17時までの営業(GWまでは無休)。
電話:0470-43-1811
*501号掲載
おかげさまでクリップ500号! バックナンバーで振り返る22年・その1
南房総生活情報誌クリップは1998年8月8日、創刊準備号00号を発行以来、今号で500号となりました。地域の店舗、企業の広告を掲載するとともに、南房総・安房エリアでのイベントやできごと、魅力的な場所や人物などの紹介をしてきました。地域の情報を得るメディアとして、みなさまに親しまれてきました。今回は、クリップバックナンバーからクリップの足跡をたどってみました。
1998 平成10年
00
98年8月8日号
創刊準備号
創刊に先立ち発行されたクリップ00号。地ビールが脚光を浴びるなか、安房にも誕生した「安房麦酒」を取り上げた。
1999 平成11年
06
99年2月20日号
ジャズだけでなく多くの音楽ファンを集めたサウンドスポット・コンコルド、ニューマミー、サニー、ステップの4店を紹介。いずれも残念ながら現在は閉店している。
2000 平成12年
19
00年2月11日号
2月2日にオープンした三芳村の道の駅「鄙の里」。観光と縁のなかった三芳村が一躍人気の観光スポットに。
27
00年6月10日号
JR高速バス「房総なのはな号」運行開始。当初は1日4便。その後、ほぼ1時間に2便となり、東京への手軽な足として定着。
2001 平成13年
40
01年1月1日号
創刊3年目の元日号。地域に根ざした情報誌らしく、南房総・安房を様々な角度から掘り下げて紹介。どこまでも地元愛。
59
01年10月27日号
「南房総ラテン化計画」を合い言葉に、三芳と鴨川で開催されたラテン音楽のライブの紹介とあわせて、ラテン音楽の魅力を紹介。
2002 平成14年
64
02年1月26日号
若潮マラソンの沿道での応援に便利なマップを掲載。1月1日に千倉町に「アートスペース風」がオープン。
74
02年6月22日号
現在も続けられている南房総のアマチュアバンドの祭典「ライトミュージックフェスティバル・イン・アワ」。この年は第7回。出演した全バンドを紹介。
2003 平成15年
100
03年8月8日号
通巻100号、「南房総に元気力」。00号と同様にスイカの種に各市町村の人口を紹介。館山花火大会当日でにっぽん丸が寄港。
2004 平成16年
119
04年6月12日号
富津館山道路が全線開通。一般道を走ったデータとを比較。その差17分41秒。加藤登紀子さんが開催してきた5回目の「鴨川未来たち学校」の紹介も。
122
04年7月24日号
千倉の名物イベントとなっている「サンバフェスタ」がこの年からスタート。千倉町生誕50周年の記念行事。
2005 平成17年
134
05年2月11日号
この日に鴨川市と天津小湊町が合併し新たな鴨川市として誕生。
147
05年8月27日号
戦後60年の記念イベントを紹介。この年から、安房・平和のための美術展がスタート、67名のアーティストが参加。
2006 平成18年
157
06年1月28日号
春の花シーズンに丸山町のローズマリーホールで開催されていたフラワーフェスティバル。地元の人たちにも観光客にも人気のイベントだった。
160
06年3月11日号
3月20日に6町1村が合併して南房総市が誕生。各町村ではカウントダウンボードを設置。安房地区は新しい時代に突入。
177
06年11月25日
南房総の旬を食す第1回「自然薯」。館山市九重自然薯組合を取材。現在も健在。
2007 平成19年
181
07年2月10日号
JRの「房総発見伝」のキャンペーンでD51が内房線を走り、沿線は鉄道ファンだけでなく多くの見物客を集めた。
185
07年4月14日号
南房総市で開催された「全国ハーブサミット」。全国から21市町村が参加。
190
07年6月23日号
富津館山道路の開通から3年。館山道が全線開通し、東京・千葉と高速道路で直結。
2008 平成20年
207
08年3月22日号
「安心して暮らせる、美しい未来のために、この地域から」をスローガンに開催された「あわあわマーケット」。多数の店舗や団体が参加した一大エコイベント。
211
08年5月24日号
フラダンスのステージを中心にしたイベントもりだくさんの鴨川のビーチイベント。
2009 平成21年
236
09年6月27日号
鴨川自然王国の「あわのわ」、ロックシティ館山の「あわあわファーマーズマーケット」の2つのエコイベントを紹介。
247
09年12月12日号
夏の葦船づくりのイベントで制作された葦船を燃やして天に送り届けるという趣向の「葦船昇天祭」。あわせて星空観察会も開催された。
*500号掲載
ご近所旅のススメ その1 路線バスに乗ろう!
いまこそ、地元再発見の旅へ
印刷用PDF版はこちら
(クリップ前号492号(8月8日発行)に掲載の安房路線バス全路線図面に一部誤りがありました。訂正後の全路線図面のPDFを掲載しましたので、ご利用ください)
新型コロナウイルス感染症の流行で、遠方への観光が懸念される中、自宅から1時間程度の移動範囲の「地元」を観光する近距離旅行が注目されている。そこで今回お届けするのは、地元を路線バスで旅するための「安房路線バス・全路線図」。
路線によっては、1日2便しかないものもある。利用者が多いと思える路線でも朝2便、昼1便、夕2便の5便という具合だ。不便きわまりない路線バスを、こんな時だからこそ、あえて旅してみるのも一興か。クルマに慣れきった人には、馬鹿げた旅かも知れないが、普段見えない何かが発見できるかも知れない。ウェブサイトで時刻表を手にいれて、まずは路線バスの旅を机上でプランしてみては。
路線バスキーワード
デマンド運行
デマンド運行は、利用の多く見込めない路線や区間で、ルートや乗降場所、運行時間をあらかじめ設定しておき、利用者から電話などによる要望があった場合に運行するもの。
フリー乗降
路線経路内(国道以外)であれば停留所以外でも自由にバスの乗降ができる。乗車場所を電話予約で「○○(バス停)と、△△(バス停)の間、□□(目印)あたりで乗車(降車)予定」と知らせておく。 初めの一歩 おすすめ ローカルバス路線
館山鴨川線
海沿いを走る安房縦断バス旅。お馴染みの道だがあえて路線バス
館山駅と鴨川の亀田病院間、片道約40㎞をほぼ1時間かけて運行するバス路線。平日・土曜は1日6便でほぼ2時間おき、日曜は1日4便の運行。途中下車旅を楽しめる路線。JR内房線沿いに走るので、電車と組み合わせた旅プランで時間を有効に利用できる。国道128号線沿いを走るが太海から鴨川の間は旧道を通る。館山駅〜鴨川駅・亀田病院の運賃は720円。
白浜千倉館山線
安房白浜・千倉間は1時間おきに1便。電車との併用もおすすめ
千倉駅から安房白浜間の路線と、千倉の市街の平舘車庫と館山駅間の路線とが一本化され、安房白浜と館山駅間を運行するようになったバス路線。未だにその名残があり、安房白浜・千倉駅間は1日11便、千倉駅・館山駅間は1日5便となっている。千倉駅・安房白浜駅間は、ほぼ1時間おきに1便なので、途中下車で寄り道、道くさ旅をするには好都合だ。路線には魅力的な飲食店も多い。電車との接続もいいので、内房線と併用しての旅プランもおすすめ。
鴨川市コミュニティバス 北ルート
途中下車を楽しみながら内浦山県民の森を往復。たっぷり一日旅
金山ダム〜鴨川駅西口〜鯛の浦を往復する。さらに鯛の浦から内浦山県民の森までは12人乗りのハイエースによるデマンド運行となる。1日3便、金山ダム〜鴨川駅西口は4便、大日〜金山ダム、三駄田〜内浦山県民の森の区間はフリー乗降ができる。第2便、鴨川駅西口発8時51分発に乗り、途中下車、その後の第3便に乗って移動し途中下車。さらに第4便で内浦山県民の森まで、16時26分着。同バス停17時30分発に乗り、鴨川駅西口まで、18時10分着。1日たっぷり楽しめるご近所旅行。ちなみに鴨川駅西口〜内浦山県民の森の運賃は650円。途中下車を重ねた場合は、当然割高になる。
長狭線・金谷線
大山千枚田をあえて路線バスで訪ねてみる。足を伸ばして長狭街道で房総横断
長狭線・金谷線は、長狭街道を通る路線で鴨川駅と浜金谷の東京湾フェリー乗り場を結ぶ。全盛期の1960年代は国鉄連絡バスの役割を担っていたことから「金束駅」「主基駅」「吉尾駅」と停留所に駅がつく。亀田病院からみんなみの里や大山千枚田に近い釜沼へはどちらの路線も利用できる。大山千枚田へは鴨川駅から平塚本郷までの往復割引乗車券があり、釜沼まで通常片道550円が往復で730円で行ける。釜沼から大山千枚田まで徒歩約20分。往復割引乗車券は鴨川日東バス待合所窓口、鴨川駅前観光案内所で販売している。亀田病院・鴨川駅〜東京湾フェリーの運賃は900円。
富山線
富山を北に南に、ぐるっと一周。大人200円の固定運賃も魅力
富山線は、富山国保病院を中心に、岩井駅、ハイウェイオアシス富楽里などの岩井地区と平群地区を、8の字型に循環する。バス(愛称・トミー)の外観は黄色地のボディ後方に、南総里見八犬伝の伏姫と八房をあしらっている。路線経路内(国道以外)であれば停留所以外でも自由にバスの乗降ができる「フリー乗降」方式で運行している。平日は1日7便、土日祝日は6便、1回乗車につき大人(中学生以上)200円、小人(小学生)100円。
鋸南町・町内循環バス
鋸南町をぐるぐる回る。どこまでいっても最大300円
鋸南町の町内循環バスは、「大崩」を発着点として、北回りの赤バスと南回りの青バスの2種類のバスが町内を循環している。バスの車体には、鋸南町のイメージキャラクターが描かれている。赤バスは菱川師宣の見返り美人図の「みかえりちゃん」と桜をイメージした「さくらちゃん」、青バスは源頼朝の「よりともくん」と近代捕鯨(クジラ捕り)の祖・醍醐新兵衛の「しんべえくん」をあしらっている。5区間まで200円、6区間以上は300円、平日は1日5便、土日祝日と年末年始は始発便及び最終便は運休している。
*492号掲載
がんばんべぇ!房州 被災した歴史資料の取扱いに 困ったら相談を!
台風15号で自宅や地区の集会所などが被災し、保管していた歴史資料が水損・破損して取扱いに困ったときは、安房各市町の文化財担当課や博物館に相談を。民間の古文書類については、相談いただければ、必要に応じて千葉県文書館からも支援がある。歴史資料は地域の暮らしを伝える大切なもの。文化財に指定されたものだけでなく、下記のようなさまざまなものも歴史資料だ。
- 戦前の文書や手紙、日記、写真、絵はがきや新聞
- 地区の記録や引継ぎ文書
- お祭りやオコモリ(講)の掛軸や道具
- 神社・寺院やお神輿などの彫刻、木や石でできた仏像や神像
- 絵馬・棟札など木の板に絵や文字が書かれたもの
水に濡れた古い文書や写真、壊れた彫刻などもすぐに捨てたり燃やしたりしないように。破損した資料は修復でき、情報が得られることがある。 処分を検討する前に下記の連絡先に相談いただければ、保管方法のアドバイスなど相談に応じる。
問い合わせ/館山市立博物館
電話/0470-23-5212
問い合わせ/南房総市教育委員会 生涯学習課
電話/0470-46-2963
問い合わせ/鴨川市郷土資料館
電話/04-7093-3800
問い合わせ/鋸南町歴史民俗資料館
電話/0470-55-4061
*473号掲載
ヴァイオリン・チェロ・ピアノ トリオコンサート
夕涼みないと2019 〜懐かしの学び舎で放課後を楽しむスペシャルな2日間〜
鋸南町音頭を中心とした盆踊り(17時〜)、竹灯篭、絵灯篭、番傘のライトアップ(17時〜)、ちびっ子ビンゴ大会(カード配布開始19時)、ワンコイン縁日とテナントナイト営業(16時〜)、10日は和太鼓と千代正行のライブ、11日はタヒチハナのダンスショーとYaeのライブ、11日15時から鴨川在住の美術家・宮下昌也さんによる保田小をイメージしたライブペインティング、ドリームKによる紙芝居などイベント盛り沢山。
問い合わせ/道の駅保田小学校
電話/0470-29-5530
*469号掲載