全国アマモサミット2022 in たてやま
海のゆりかごを甦らせよう
10月28日(金)13時〜16時45分、29日(土)9時〜16時45分、30日(日)9時15分〜12時30分
海草の一種で、浅い砂地の海辺に生えるアマモ。群生地の「アマモ場」は小魚などの産卵場や生息場となり、「海のゆりかご」と呼ばれる。全国に広く生息していたが、沿岸域の開発や気候変動などで減少している。館山市では「NPO法人たてやま・海辺の鑑定団」などが中心となって、沖ノ島周辺のアマモ場の再生活動を進めている。
「アマモ」と「アマモ場」の再生と保全を目指す「全国アマモサミット」は2008年に横浜市で始まった。14回目の今年は館山総合高校水産校舎(体育館、講堂など)を会場に開催される。
1日目の10月28日(金)は仲岡雅裕氏(北海道大学北方生物圏フィールド科学センター厚岸臨海実験所)による基調講演「世界のアマモ場〜国際共同研究でわかってきたその役割と現状〜」他(13時15分〜)、岡島達男氏(国土交通省関東地方整備局港湾空港部)らによる事例発表「東京湾UMIプロジェクトと館山港の取組」他(15時5分〜)がある。
2日目の29日(土)は岩井克巳氏(NPO法人大阪湾沿岸域環境創造研究センター)による記念講演「大阪湾におけるアマモ場再生活動」(9時55分〜)、神保清司氏(NPO法人千葉自然学校)による「アウトドア事業者連携と教育活動の実践事例」(10時45分〜)などの活動報告がある。
たてやま・海辺の鑑定団の竹内聖一理事長は29日(土)9時からのオープニングトークと活動報告、30日(日)のパネルディスカッション(10時45分〜)に出る。29日は館山市立北条小学校4年生による活動報告、29日と30日の両日は高校生サミットも行われ、ユーチューブでの配信も予定されている。
来場には事前予約が必要で、サイト(https://amamosummit2022tateyama.com/)の申し込みフォームへ。各日定員200名。会場に駐車場はないが、近隣に無料駐車場がある。
*543号掲載