秋の夜長は読書三昧 安房の新しい古本屋さんへ行こう②
前回に引き続き、今回は館山市に最近オープンしたばかりの独立系書店と古書店をご紹介。
北条文庫(館山)
今年2月に開業した「北条文庫」は、独立出版の「保田文庫」を主宰する前田宣明さんが店主を務め、郷土史、アート、旅他の書物を扱う。新刊3割、古本7割といった品揃え。大型書店では扱いが少ないリトルプレスなど個人の出版物も並ぶ。カフェやイタリアンレストラン、ジビエ皮革の工房、宿泊施設など多様な店舗が入居する複合施設の1階にあり、映画上映会などの自主企画イベントも開催している。
(館山市北条1625-25 YANE TATEYAMA1F/ E-mail : hojobunko@gmail.com/月・火・木・金・土・日10時〜17時/㊡水)
思惟丈(館山)
9月に開業したばかりの「思惟丈」(しいたけ)は、店舗を持たない路上古本屋。月・金は早朝6時から11時まで館山駅東口の交流施設sPARK tateyamaの軒下で、日曜は城山公園で午前中のみ営業している。本屋の呼び名の一つである「書林」と店名を書いた箱看板(江戸時代に使われていたものを再現)が目印。通行人の目につくよう、背ではなく表紙が見えるよう本を陳列する。店主・吉良康矢さんのイラスト集や作品も並ぶ。朝8時からラジオ体操をしており、参加を歓迎している。
(館山市北条1880-1房州第一ビル1階の店先、城山公園/月・金6時〜11時、日曜8時30分〜12時※日曜が雨天の場合はsPARK tateyamaに場所を変更/㊡火・水・木・土※月曜日が祝日の場合は休業することもある)
*588号掲載
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