企画展 「古地図」〜中世のみねおかと大井〜
奇跡的に残された古地図・古文書を読み解く!
- 3月1日(火)〜15日(火)9時30分〜16時30分、月曜休館
- 会場:千葉県酪農のさと(南房総市大井686)
- 入場無料
地図から見れば安房のど真ん中ともいえる場所が南房総市、旧丸山町の大井地区だ。日本酪農発祥の地としても知られ、いまも千葉県乳牛研究所と酪農のさとがあり、のどかな風景を求めて訪れる人も多い。
この企画展の端緒となった「古地図」は、ある偶然から発見された。南房総市に7箱の段ボールが預けられており、大井地区に返還されることになった。箱の中身は古文書だった。地区の人たちが中身を調べなおしたところ、貴重な文書とともに大量の古地図も発見された。
今から約200年前、300年前といったもので、嶺岡牧や大井地区一帯の当時の様子をうかがい知る手がかりとなる地図だった。千葉工業大学磯野研究室がこの地図に興味をいだき、現在の地図と照合し、さらに立体化するなど、ITを駆使して、地区の人たちとともに解明に挑む。その成果が発表されるのが、この企画展「古地図」だ。
今回は保里家伝来の古地図や古文書が初公開される。この保里家の歴史は古く、おおよそ700年前の南北朝の時代まで遡り、南朝側の要人で、この地に逃れきたという説もあるそうだ。
期間中は、自由に参加できる発表会や交流会も予定されている。興味のある方はお見逃しなく。
第1回共同研究発表会
3月6日(日)13時〜
大井区と千葉工業大学磯野研究室による共同研究の成果が発表される。
交流会
3月13日(日)13時〜
今回の調査にかかわった地区の人たちや学生を交えての交流会。こちらも参加自由。
お問い合わせは…芳賀さんまで、メール又は電話で。
ikiiki@aqua.plala.or.jp
電話/090-5415-0561
*527号掲載
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