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「鴨川の戦争とくらし 50人の証言」刊行

投稿者:admin|投稿日:2020年7月11日

戦時下を生きた人たちの体験談を集めた一冊

鴨川の戦争とくらし50人の証言
1945年(昭和20年)8月15日を忘れないために
「戦争を語り、伝える会in鴨川」編
A5版・574ページ 価格2500円(税込)
販売店:宮沢書店本店・鴨川書店・道の駅とみうら枇杷倶楽部

今年は戦後75年の節目の年。そんな折、出版されたのが「鴨川の戦争とくらし 50人の証言」、総ページ数574ページになる大冊だ。この本をまとめあげたのが、戦後70年を迎えた2015年に、鴨川市で結成された「戦争を語り、伝える会in鴨川」。
「鴨川に住む戦争体験者も高齢で亡くなる人も多いので、この貴重な体験である戦争の残酷さを、戦争を知らない世代に知ってもらい、戦争を放棄した日本の平和憲法を守り、世界の平和にも貢献したいと会を発足させました」とは、会長の田中房江さん。
事務局の阿比留良子さんはこう記す。「『あの人から戦争の話を聞こうと思ったら、あと2、3年しか時間がないよ』。こういう市民の一言が私たちを突き動かしました。そして6人でスタートした「戦争を語り、伝える会in鴨川」の会員は大きく広がり、毎月第一水曜日に開いてきた例会では、多くの方が戦争体験を語ってくださり、それを文字に起こしたのがこの本になりました」。証言が50人になったら一冊の本にまとめようと動き始め、6月下旬にようやく発行にこぎつけた。
「戦争体験というと、戦地での兵士による体験がこれまで多く語られてきました。本書は当時を体験した一般の老若男女に注目し、証言を集めようとしました。それは当時の庶民のくらしを支配した『戦時』というものが、人々の人生にどのように影響したのかを明らかにし、証言として後世の人々に残したいとの思いからです」とは監修にあたった篠田隆さん。
50人の証言は6歳だった近藤弘さんから29歳だった吉田寿太郎さんまで、終戦当時の年齢順に並べられている。このほか、アンケートによる証言や対談、寄稿なども掲載されている。
読み応えのある貴重な一冊。ぜひご一読ください。部数限定なのでお求めはお早めに。

問い合わせ/篠田
電話/04-7098-1004

◆この書籍の制作、印刷製本はコアでお手伝いをさせていただきました。自費出版など本づくりをお考えの方、ぜひご相談ください。

問い合わせ/コア
電話/0470−23−7541

*490号掲載

 

カテゴリー:トピックス

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