安房国札観音霊場午歳御開帳
12年ぶりの開催。37か寺を巡る「安房観音巡礼」
- 3月28日(土)~4月18日(土)
観世音菩薩を祀る寺を巡る観音巡礼は、近畿地方一帯を訪ね歩く西国33か所、関東一円の坂東33か所、秩父地方を巡る秩父34か所の3大観音巡礼があり、あわせて百観音とも呼ばれている。同様に安房を舞台にした観音巡礼が安房国札観音霊場で34か所と番外3か所の合計37か所の寺を巡る。
歴史は古く、鎌倉時代の1232年頃、悪疫が流行、飢饉にも襲われ、世情が惨憺たる有様だったことに心を痛めた僧侶たちが、安房国内の観音の帳を開いて拝み、巡礼したことに始まると伝えられている。
開帳となるのは午歳と丑歳で、前回の丑歳開帳がコロナ禍で中止となったため今回は12年ぶりの午歳開帳となる。
安房国札観音霊場の1番の札所となっているのは那古寺。坂東観音霊場の最後の札所でもある結願寺としても知られ、季節を問わず巡礼者が訪れる。東京湾沿いの北西端は8番の日本寺、太平洋側の北東端は17番の清澄寺。また、南端は館山市犬石にある29番の金蓮院、最西端は洲埼灯台の近くにある30番の養老寺と、安房一帯にくまなく観音札所が点在している。海を望む寺あり、また木々におおわれた山寺ありと、安房を深く知るためにも絶好の機会となっているのが、この安房国札観音巡礼だ。
昨今、御朱印がブームにもなっているが、巡礼の楽しみのひとつが寺を参拝した証としていただく御朱印。納経料500円をおさめて御朱印をいただき、納経帳にとじて巡礼の記念とする。納経帳は各寺で1000円で販売されているので、ぜひ購入して御朱印を集めてみてはいかがでしょうか。季節は春、安房をくまなく訪ねる観音巡礼、地元再発見の旅へ。

問い合わせ:安房国札観音霊場会事務局
電話:0470-27-2444
*620号掲載





