CLIP南房総生活情報誌「クリップ」南房総生活情報誌「クリップ」

ニューイヤー。ニューデイズ。

〈掲載日:2012年1月1日)No.294

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新年あけましておめでとうございます

南房総生活情報誌「クリップ」は98年の創刊以来、14年目の新春を迎え、294号と発行を重ねてきました。毎月第2、第4土曜日の折込配布を楽しみにされている方も多く、地域の情報誌として親しんでいただいております。
これからも南房総の魅力の再発見、再発掘をテーマに、元気な地域づくりの応援をしていきたいとスタッフ一同願っております。
本年もご愛読のほどよろしくお願いいたします。





2012年 元旦
株式会社コア クリップ編集室
有限会社コアコミュニケーション


topics


波の伊八作品
波の伊八作品
波の伊八作品
上2点「波に犀」。下「波に竜」
波の伊八作品
倶利伽羅竜
「伊八・再発見」展
干支「竜」の作・初公開作を含む十数点を展示
● 日時:開催中〜2月19日(日)9時〜17時
(3が日及び月曜休館。月曜祝日の場合、翌日休館)
● 会場:鴨川市郷土資料館(鴨川市横渚)
● 入館料:一般200円(小・中・高150円、鴨川市民無料)

昨年開催され好評を得た「伊八新発見展」に引き続き、稀代の彫刻師「波の伊八」の世界を探求する「伊八・再発見展」を開催している。

「波の伊八」(初代武志伊八郎信由)は、江戸時代中期、長狭郡下打墨村(現・鴨川市)に生まれ、優れた彫工・棟梁として安房はもとより、上総、江戸、相模と広範囲にわたりその作品を遺す江戸時代を代表する彫刻師。研究の重ねられた今でもその全貌は見えず、未発見の作も多いといわれている。

今回展示されるのは、伊八彫刻の原点ともいえる19〜20歳頃の作、鴨川市の鏡忍寺旧祖師堂「蟇股彫刻」、干支の御利益もありそうな、同市大山寺に安置される50歳前後の作「倶利伽羅竜」、同じく50代の円熟期に彫られた仏壇欄間の「波に竜」(個人蔵)を含む十数点。そして、今回の目玉となる作品のひとつが、欄間に彫られた彫像「波に犀(サイ)」。

「厚さ10pほどの板に彫られ立体感に富む作。そして、どれひとつとして同じ形の無い波は『波の伊八』を実感させる傑作」と学芸員の石川丈夫さん。

点数としては多くないが、天才の遺した作を間近に観察でき、彫工としての技量、意匠の巧みさを如実に感じ取れる貴重な展示となっている。是非とも年始の功徳御利益に。


問い合わせ先/鴨川市郷土資料館
TEL/04・7093・3800




「がんばろう!千葉」×「早春の観光キャンペーン」
キックオフイベント

“きらきら房総 誰と行く?"

● 日時:1月7日(土)〜9日(月・祝)11時〜15時
● 会場:ザ・フィッシュ(富津市金谷)


千葉県内の観光スポットやご当地グルメの紹介、元気いっぱいのマスコットキャラクターなど、千葉の魅力盛りだくさんの観光PRイベント。会場では、物産市、チーバくんグッズの販売、「ちば盛り上げ隊」の受付などを実施。南房総からは、7日・9日に「ダッペェ」(館山市)と「なんぼーくん」(安房郡市)が参加する 。

7日(土) :がんばろう!千葉「ちば盛り上げ隊」発足式/地域PRや盛り上げに頑張っているご当地キャラクターが集合、「ちば盛り上げ隊」の特別隊員に任命する。知事が出席予定。

8日(日) :新春グルメ大会 〜ちばの恵みを食べ尽くそう〜/Bー1グランプリin姫路で7位入賞の「勝浦タンタンメン」と、白いスープが特徴の袖ヶ浦「ホワイトガウラーメン」が紅白競演。県産米を使った「もちつき大会」など。

9日(月・祝):チーバくんのお誕生日会/1月11日はチーバくんのお誕生日。とちまるくん(栃木県)やコバトン(埼玉県)など関東近県のマスコットキャラクターもお祝いに駆けつける。


問い合わせ先/千葉県総合企画部報道広報課
TEL/043・223・2253




作・早川 週
作・早川 週
空間と時間が重なる時(陶芸・版画)
早川週 作品展

● 会期: 開催中〜1月22日(日)10時〜17時 ※火曜定休
● 会場:フィッシャーマンズテラス(鋸南町吉浜)


保田漁協直営のお食事処「ばんや」敷地内にある ギャラリー&カフェ・フィッシャーマンズテラスで、早川週さんによる陶芸と版画の作品展が開催中。

早川さんはテキサス大学・大学院で絵画やコラージュを学び、在学中から国内外でのグループ展などに作品を出展してきた。2008年に同院を修了し、今回は帰国後初めてとなる個展。「絵画的な表現を陶器に込める」という、独自の作風を模索する。


問い合わせ先/フィッシャーマンズテラス
TEL/090・6177・9051



富銀のリング
存在感ある手彫りの龍
龍が棲む、彫金工房「冨銀」のリング
「龍棲〜りゅうのすみか」

内側には龍、表には日本の伝統文様が手彫りで彫り込まれる、「冨銀」の人気商品「龍棲」(りゅうのすみか)。

「内なる想いをコントロールし、必要以上に表に出さないのが日本人やアジア人の特徴。秘めたその想いを龍にたとえ、指輪の内側に潜ませました」と作家の出口さん。今年は辰年なので、さらに人気なのだとか。鎮座した龍から、パワーをもらえそうな作品だ。


「南房総検定」のプレゼントにもなっているので、ぜひご応募を。作品の詳細はwebで。

http://www.tomigin.com/


問い合わせ先/冨銀(出口)
TEL/090・7838・4555



「房州の滝」表紙
「房州の滝」内容
「房州の滝」(房日新聞社刊)
今年は年。安房地域80の滝を1冊に!
房日の人気連載をまとめた

「房州の滝」(房日新聞社刊)

● 定価:1,890円/安房郡市の各書店、内房の道の駅にて販売中!


「3年の歳月を費やし、地元の方々や登山愛好家の方々にご協力いただいて、房州にある80の滝を探索しました」。

この本の著者、房日新聞記者の忍足利彦さんは、これまでにも、房州の山と温泉を紹介した「房州低名山と温名湯」「分水嶺を歩く」など、いずれも、その健脚と取材力とを活かした同紙の連載企画を手がけ単行本として出版している。本書では安房地域の山野の魅力を「滝」という新たな切り口で紹介。

「連載時に『うちの近くにもこんな滝があるよ』と読者の方から情報をいただき、次々に取材先が増えていきました」と忍足さん。「『幻の滝』とされていたものを発見できたり、名前が不確定だったものを確定できたり、また、地元の人たちが、おらがの滝を誇りに思っていることが分かったりなど、取材で得た成果は大きかった」と、本書の執筆・取材に大きな手応えを感じている。また、取材時には沢に落ちてずぶ濡れになったり、カメラを水没させたりと様々なアクシデントもあったよう。中には、高度な登山技術を必要とする難所、危険箇所もあり、紙面でも十分な注意が促されている。

そこで今回、忍足さんが手軽に行ける家族連れにもオススメの滝を挙げてくれた。

「塩浦不動滝」(南房総市白浜町白浜)・・・水量:常時あり/コース:整備され誰でも行ける。

「四方木の不動滝」(鴨川市四方木)・・・水量:常時あり。滝までの道:整備されている。

「大房不動滝」(南房総市富浦町多田良)・・・水量:雨上がりでないと水量少/コース:公園内なので小さな子もOK。

「佐久間三滝コース」(鋸南町佐久間ダム湖周辺)乙井沢の滝、越の下の滝、宮田の三滝が並ぶ、ハイキングコースが整備されている。

鴨川方面にはヤマビルもいるので、滝巡りは、冬場の方が無難な行程。11月から3月がベストシーズンという。また、危険な場所でなければ、大雨の降った後に行くと、ことのほか豪快な滝を見物できるそうだ。

ここに挙げた他にも、住民も意外に知らない見事な滝や、心地よい散策に最適なスポットが数多く紹介されている。安房・南房総地域の魅力、楽しさを紹介する新たな名書。是非お手元に置いてハイキングの友に。


問い合わせ先/房日新聞社及び安房郡市各書店・内房の各道の駅






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南房総検定

新春お年玉プレゼント付クリップ版
南房総検定・第八回模擬試験

(→PDFを見る)





 
shrines & temples

南房総・初詣&パワースポット巡り

歴史ある寺社は、エネルギーを感じられるパワースポットとしても注目の場所。
参詣して穏やかに一年を始めてみては。


  鴨川市
誕生寺

南房総ではもっとも混みあう日蓮宗大本山。三が日だけで約15万人の人出。元日は0時、2日、3日は6時に新春祝祷初夜後夜法要が行われる。
TEL/04・7095・2621


  鴨川市
鯛ノ浦

鯛の浦は、日蓮聖人の誕生の地。鯛は日蓮聖人の化身とも言われている。18日には鯛供養を洋上で行う弁天祭りを開催。
TEL/04・7095・2318


  鴨川市
清澄寺

千年杉の木立に囲まれた古刹と呼ぶにふさわしいお寺。荘厳な雰囲気の境内は身が引き締まる。
TEL/04・7094・0525


  南房総市
高家神社

日本で唯一料理の祖神磐鹿六雁命を祀る神社。料理上手になりたい人はここへ。
TEL/0470・44・5625


  南房総市
沼蓮寺

だるま薬師大祭が7日と8日(9時〜15時)に行われる。
TEL/0470・47・4360


  館山市
安房神社

安房国一之宮の安房神社。三が日の人出は約9万人。境内奥の祠は有名なパワースポット。普段は一般立ち入り禁止だが、お祓いを受ければお水取りができる。
TEL/0470・28・0034


  館山市
小塚大師

関東三大厄除けのひとつ。21日の初大祭では厄除けの護摩が焚かれる。
TEL/0470・28・1341


  館山市
萬徳寺

太平洋と伊豆諸島を望む高台に、巨大な釈迦涅槃仏が横たわる。青銅製涅槃仏(ガンダーラ様式)としては世界最大級。
TEL/0470・28・2013


  館山市
那古寺

坂東三十三観音霊場の結願所として有名な由緒あるお寺。
TEL/0470・27・2444


  鋸南町
日本寺

日本一の石像大仏様。御影石の参道は2639段。元気な人は徒歩で、ロープウェイなら楽々。頂上は関東一望の絶景。
TEL/0470・55・1103





 
event

お正月お出かけスポット&イベント


 
鴨川シーワールド

今年の干支・辰にちなんだ、海の生き物の特別展を1月31日(火)まで開催中。/元日から4日まで9時〜17時、2月15日まで平日は16時までの営業
TEL/04・7093・4803


 
みんなみの里

新鮮な野菜や長狭米が買えるみんなみの里は2日から。神楽舞やお琴演奏、甘酒サービス、餅つき大会など新春のイベントも盛りだくさん。/元日休館、2・3日は10時〜16時、4日より平常通り営業(9時〜17時)
TEL/04・7099・8055


 
鴨川オーシャンパーク

元日は朝6時から8時まで甘酒をサービス。元日から9日(4〜6日を除く)まで福袋販売のほか、輪投げやベーゴマなど「昔の遊び大会」は親子で楽しめる。/2日より平常通り営業(9時〜17時)
TEL/04・7096・1911


 
ローズマリー公園

元日から3日(10時〜16時、580円)まで「木工体験こま作り」でこまづくり体験。2日(13時〜)はミュージカル「シェイクスピア」の公開リハーサル&コンサート。7日(14時〜、大人2500円・高校生1000円・中学生以下無料)は「新春・マコトに愉快なキンコンカン・コンサート」でテノール歌手田代誠さんの門下生3名がオペラを披露。
TEL/0470・46・2882


 
潮風王国

元日は10時〜15時。2日より平常通り営業(8時30分〜17時)。
TEL/0470・43・1811


 
南房パラダイス

元日〜3日は、ドラゴンフルーツフェアに、甘酒無料配布や福引き、動物とふれあえるアトラクションなどイベントいっぱい。大温室では鴨川の美術家、宮下昌也さんによる作品展を9日まで開催中で、2日・3日はライブペインティングを予定。地元野菜やアート作品の販売も。営業時間は9時〜17時。
TEL/0470・28・1511


 
道の駅三芳村 鄙の里

2日より営業。(10時〜17時)レストランは11時〜。土のめぐみ館は3日より営業。
TEL/0470・36・4116


 
おおつの里花倶楽部

8日(9時〜15時)は「農場祭り」を開催。地元の花や農産物がずらり。花に触れる体験メニューやふるまい鍋など。
TEL/0470・33・4616


 
とみうら枇杷倶楽部

元日より平常通り営業(10時〜18時)8日は第166回枇杷倶楽部茶論はニューフィルハーモニーオーケストラ千葉による茶論コンサート、ソプラノとピアノ三重奏による「愛の調べ」を開催。参加費500円。
TEL/0470・33・4611


 
富楽里とみやま

元日より平常どおり営業(9時〜18時・軽食コーナーは7時30分〜)館内は水仙がいっぱい。水仙遊歩道では元日からスタンプラリーがスタートし、参加者先着300名に水仙の球根苗をプレゼントする。
TEL/0470・57・2601


 
岩井海岸

2日9時から招福祈願祭が行われ、おひねり、みかん、お菓子、お餅などが振舞われる。
TEL/0470・57・2088





event

川村剛弘写真集
「房総と海と写真」発売

東京在住の写真家・川村さんの写真集が1月末に発売される。鴨川から館山までの海沿いを撮影。詳細はwebで。

ホームページ:http://creative-eyes.jp/
ブログ:http://ameblo.jp/creative-eyes/


「アンナの赤いオーバー」絵本原画展

● 会期:開催中〜1月9日(月・祝)10時30分〜17時
※火水、1月1日〜3日は休館
● 会場:小さな小さな絵本の館グリム(館山市神余)
● 入館料:大人400円、小中学生100円

第二次世界大戦後の実話を元にした絵本の原画展。


問い合せ先/絵本の館グリム
TEL/0470・28・0477



なんそう新春寄席
柳家三三独演会

● 日時:1月15日(日)13時〜
● 会場:南総文化ホール小ホール(館山市北条)
● 料金:一般2,500円、ペア4,000円、高校生以下1,000円

若手ナンバーワンの呼び声高い、柳家三三の落語会。


問い合せ先/南総文化ホール
TEL/0470・22・1811



マタニティヨガ体験教室

● 日時:1月10日(火)14時〜
● 会場:レ・ドファンヨガスタジオ(館山市北条)/参加費無料

日本マタニティ協会認定講師による体験教室。安定期に入っている妊婦が対象。ご夫婦での参加もOK。動きやすい服装で、バスタオル・飲み物を持参して。


問い合せ先/レ・ドファン
TEL/0470・23・3655



嶺岡牧まるごと体験

● 日時:@1月28日(土)、A2月18日(土)、各回9時〜15時
● 会場:酪農のさと(南房総市大井)
● 参加費:大人2,000円、小学生まで1,000円(要保護者同伴)
● 定員:各回24名(先着順)
● 申込締切:@1月24日(火)午前必着、A2月14日(火)午前必着

日本酪農発祥の地・嶺岡牧で歴史に触れながら楽しめる。まずは江戸時代の牧の跡を探索し、昼食は牛乳づくしの「嶺岡ミルク御膳」。そして、江戸時代に将軍に献上されていたという、バターに似た乳製品「白牛酪」を作る。詳しくは問い合わせを。


問い合せ先/千葉県酪農のさと管理センター(月曜休館)
TEL/0470・46・8181



つるし雛展示発表会&講習会参加者募集

● 展示会日時:開催中〜3月3日(土)
● 講習会日時:1月23日(月)〜
● 会場:コットンプレゼント(館山市北条・館山信用金庫前)

会場のコットンプレゼント店内地下にある、アンティークやリサイクル着物、和布、小物などの専門店・和布屋さんが主催。講習会は先着10名。詳しくは問い合わせを。


問い合せ先/和布屋さん(渡辺)
TEL/0470・29・1512



吉野晁生さんの作品
吉野晁生さんの作品
吉野晁生(よしのあさお)原画展

● 会期:1月1日(日)〜2月29日(水)9時〜17時※木曜休館
● 会場:白浜海洋美術館ギャラリー(南房総市白浜町白浜)/入館無料(ギャラリーのみ)

日本各地の風景を日本画と油彩画で小品にまとめた作品展。白浜海洋美術館では3度目の展示会。


問い合せ先/白浜海洋美術館
TEL/0470・38・4551



松本破風竹工芸展
「春待ち籠展」

● 会期:1月18日(水)〜23日(月) 10時〜16時 ※最終日は15時まで
● 会場:城山公園雁月庵茶室(館山市館山)/入館無料

館山市在住の竹工芸作家、松本さんの作品展。花籠や茶籠など20点ほどが展示される。材料には房州の真竹、孟宗竹、女竹、信州の根曲竹などが使われ、それぞれの竹の性質を生かして創作されている。


問い合せ先/松本破風
TEL/0470・28・2550


「マヤ展」
2012年マヤの長期暦が終わる年、新しい時代の始まり…
● 会期:1月22日(日)〜31日(火) 11時30分〜17時 ※26日・27日休み
● 会場:ギャラリー&カフェSIGEL(富津市竹岡)/入館無料

メキシコ、グァテマラなどの中米地域にかつて栄え、精密な天体観測技術と暦を持っていたというマヤ文明。その遺跡、織物の写真や作品をメインに、メキシコ、グァテマラに関わりや造詣の深い作家の作品も展示。


問い合せ先/SIGEL
TEL/0439・67・3917



 



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