CLIP南房総生活情報誌「クリップ」

ちびっ子に人気のターザンごっこ


真冬の林間学校の会場
・おんだら山の山頂広場


講師の伊沢正名さん

●日時：12月19日（日）10時〜14時30分
●会場：おんだら山（南房総市千倉町川戸）（地図）／集合場所：千倉総合運動公園〈10時集合〉
●参加費（昼食・保険料・聴講費込）：大人1000円、小学生500円、小学生未満無料（保護者同伴）

　会場となるおんだら山は、徒歩10分ほどで登れる小高い山。頂上からは太平洋、東京湾や富士山も望める。竹や雑木が生い茂っていたこの里山は、7、8年前から地元・川戸地区の人たちにより整備がすすめられ、梅や桜、ブルーベリーなどが植えられ、観梅とお花見が楽しめる場所に生まれ変わった。また、恰好の野外活動の場所ともなっており、冬のこの時期は、地元の村おこしグループ「たのくろ里の村」が主催する「真冬の林間学校」を開催。
　今年も山の恵みを利用した数々のイベントを用意。山に自生するツルや木の実などを利用して作るクリスマスリースづくり、古老が伝授するお正月の飾りづくり、田舎暮らしに必須の草刈機とチェンソーの体験講座、子どもたちにはのびのび遊べる里山ならではのターザンごっこや弓矢づくりなどのメニューを用意。
　主にキノコやコケなどを撮影してきた自然写真家・伊沢正名さんの特別講演「循環型生活環境について」も山の広場で行われる（12時〜13時）。「キノコの世界」（あかね書房）などのほか、「くう・ねる・のぐそ」（山と渓谷社）という著作もあり、人間の生きる基本でもある排泄にも着目し、ユニークな活動を続ける伊沢さん。テーマにふさわしく、自然のなかでのびのび語られる。
　昼食は、川戸産古代米のおにぎりと豚汁。軍手、飲み物は各自持参。雨天の場合は千倉総合運動公園の屋内会場で開催。ご予約はお電話で。

問い合せ先／千葉自然学校
TEL／0470・33・2693
※または川原：090・ 5307・1830

ケヤキの木とクリスマスリースがお出迎え


選べる「食」のテナントも充実

　この10月にグランドオープンしたばかりの食の宝庫「南房総コンテナキッチン」。初めての冬を迎えて、施設全体をライトアップしたイルミネーションがスタート。まず、高さ5メートルほどのケヤキの木が正面階段でお出迎え。施設全体で1万個の電球が光り輝き毎日夕方4時30分から夜10時までの点灯で、来年2月いっぱいまで。

問い合せ先／南房総食のまちづくり推進協議会

TEL／0470・27・5750

小滝正治


小滝マサ子

●日時：12月11日（土）〜19日（日）10時〜17時
●会場：亀屋本店ビル4階ギャラリー（鴨川市横渚・千葉興銀となり）

　鴨川市在住の陶芸家・小滝正治さん、画家の小滝マサ子さんご夫妻によるクリスマス前のこの時期に開催している恒例の二人展。
　今年も、軽やかで洒脱な作陶を持ち味とする白磁吹き付け焼〆や象嵌の器、写実を基本に新たな画題や作風に取り組んだ水彩画や陶額など、今年のお二人の成果が展示されています。プレゼントにもおすすめ。

問い合せ先／小滝（会期中）

TEL／090・4063・9354

宝珠院（南房総市府中）本堂欄間
「梅に鳳凰」

●日時：開催中〜11年1月30日（日）9時〜17時（月曜休館、祝日の場合は開館し、翌日が休館。その他の祝日の翌日・年末年始休館）
●会場：鴨川市郷土資料館（鴨川市横渚・鴨川市役所前）／入館料：大人200円、小中高生150円

　江戸時代中期から後期にかけてその技巧をふるった「波の伊八」こと彫刻師・初代伊八にスポットをあてた展覧会。今回は新たに確認された宝珠院の本堂欄間「梅に鳳凰」、初公開の獅子像などの「新発見」がお目見え。鏡忍寺、金乗院、吉保八幡などで、16点の伊八作品を高精度のデジカメで撮影した写真を展示した「伊八大写真展」（開催中〜12月26日まで・9時〜17時／会場：鴨川市民ギャラリー）も同時開催されている。

問い合せ先／鴨川市郷土資料館

TEL／04・7093・3800

彫金　出口洋

●日時：開催中〜12月20日（月）11時〜16時、火・水休館
●会場：ギャラリーｓｆｋ（南房総市下滝田）

　竹工芸・松本破風さん、木工・本良樹さん、平良広光さん、陶芸・戸部義盛さん、小滝正治さん、西木俊土さん、彫金・出口洋さん、漆芸・須田慧さん。それぞれジャンルの異なる南房総のクラフト作家8名による作品展。初顔合わせとなるコラボレーションに、どんな化学反応が生まれるか？

問い合せ先／ギャラリーｓｆｋ

TEL／0470・36・3052

元漁協の施設がリノベーションされた店内



（地図）

　千倉町平磯にある、元漁協組合の金融機関だった建物が、先週12月3日、生活雑貨・日用品を扱うショップ「安房暮らしの研究所」としてオープンした。
　建物の前に置かれた、着色されていない真っ白な点灯看板には、およそ看板には似つかわしくない細い手書きの文字で「安房暮らしの研究所」とだけ。通りすがりでは、ここがショップだと気づかないであろう、千倉の街並みに溶け込んだままのたたずまいだ。
「安房暮らしの研究所」は、「日本のものづくりとまちづくりを考える生活雑貨店」をコンセプトに商品展開をするセレクトショップ。オーナーの菅野博さんは、南房総の魅力にはまってしまった移住組の一人で、前職では、有名プロダクトデザイナー「ナガオカケンメイ」の運営するディアンドデパートメントに所属していた元やり手の企画マン。独立するなら「ここ」と、今年、南房総に移住を決行したのだそう。
「活かす」をテーマにしたという店内は、古びた床板、金融機関時代のカウンター、スチール製の書類用収納など、この建物に残されていた多くのものを再利用しながら、驚くほど気持ちのいい空間に。そして店内の壁に備え付けられた巨大金庫は、遊びごころをくすぐるアトラクション。ここも映像の映写コーナーなどに利用していくアイディアがあるそう。
「まだ、仕入れは7割。今後も日本製にこだわった商品を随時追加していきます」。店頭に並ぶ商品は、石けん、洗剤、コップ、丼、醤油差し、サンダル、タオル、文房具、マヨネーズ等、あくまで生活雑貨が中心だが、Made in Japanにこだわった良品ばかり。今後は「安房からの贈り物」と題した房総の新しい贈り物や「房総の人」をテーマにした展覧会を企画していく予定だそう。
「この場所を通じてものづくりの魅力を伝え、また、房総の魅力を発信し、住む人が誇りに思える町づくりの一端を担えれば」と菅野さん。南房総千倉に、またひとつ個性的なショップが。

問い合せ先／安房暮らしの研究所
営業／金・土・日 11:00〜20:00
南房総市千倉町平磯1301-1

TEL／0470・40・3850

キャンドルの灯に浮かびあがる多肉植物

●日時：開催中〜12月22日（水）11時〜17時、木曜定休
●会場：Binowee（ビノウィー、南房総市千倉町白子）

　独特な手作りキャンドルアートを製作するwaxart Sujiこと白砂理絵さんによるキャンドル作品と、プラントショップ「Binowee」の多肉植物とのコラボ展。使用済みのキャンドルを植木鉢にするなど、新しいアイディアによるコラボレーションを展開。「Grow out」は「脱皮」の意味、脱皮をする多肉植物になぞらえ、Grow outしたアート作品に。期間中、夕暮れ時にキャンドルを点灯。

問い合せ先／Binowee

TEL／090・9300・5673

画 今井俊

●日時：12月11日（土）〜'11年1月10日（月・祝）
●会場：フィッシャーマンズテラス（鋸南町吉浜、ばんや横丁）

　人気スポット・保田漁協直営のお食事処「ばんや」敷地内にギャラリー＆カフェ「フィッシャーマンズテラス」がオープン。オープン記念として、メキシコに長く滞在し、同地の土着的な絵画を思わせる作風で知られる今井俊さんの作品展を開催。初日にはオープニングパーティ（15時〜）を実施。企画展以外は、店舗オーナーの彫刻家・早川栄二さんの作品を常設展示予定。

問い合せ先／フィッシャーマンズテラス

TEL／090・6177・9051

画　本庄高士

●日時：開催中〜'11年1月31日（月）9時〜17時（木曜休館）
●会場：白浜海洋美術館（南房総市白浜町白浜）

　自閉症のキャラクターを持ちながらも、幼い頃から画家の今井俊さんにに師事して絵を志し、そのダイナミックな色使いとタッチで評価を集める青年画家・本庄高士さんの作品展を開催。これまでに銀座月光荘、西船アートギャラリーなどで個展を開催。現在は家族と野菜作りをしながらの制作活動。
「絵はおもしろい　楽しい　きれい　うれしい」。是非ご高覧を。

問い合せ先／白浜海洋美術館

TEL／0470・38・4551

馬糞を分解するツヤマグソタケ

●日時：12月18日（土）19時〜21時
●会場：風流（南房総市白浜町根本）／料金：1500円（1drink付）

　伊沢正名さんはキノコやコケ、菌類など日陰の生きものたちの姿を撮り続ける自然写真家。うわべのエコブームへのアンチテーゼとして、自身の糞をすべて土に返すことを36年間もうひとつのライフワークにしている。「糞土師」と自称し、自然界における「分解」の重要性、命を頂くということに感謝し、排泄物を土に返すことを説く。食だけでなく、排泄も大切な命の活動。出て行く方にも目を向けてみては？

問い合せ先／吉良

TEL／080・6689・4512

●日催中〜'11年3月29日（火）10時〜17時、水曜休館（祝日の場合は翌日、年末27日〜元日は休館）
●会場：金谷美術館（富津市金谷）／入館料：一般800円、中高500円、小200円、小学生未満無料

　豪華絢爛な文化で知られる桃山時代の終わりに京都で発祥し、江戸、そして明治へと受け継がれた受け継がれた「琳派」芸術を紹介する展示を開催。琳派の始祖、本阿弥光悦・俵屋宗達から、尾形光琳・尾形乾山、酒井抱一、そして明治へと受け継がれていく琳派の流れを、代表的画題の作品を通じて紹介する。

問い合せ先／金谷美術館

TEL／0439・69・8111

横山幸雄さん

●日時：12月12日（日）開場13時30分 開演14時
●会場：南総文化ホール（館山市北条）
●料金：一般3000円小中高生無料（会員は会員入場券で入場）

　'90年に、ショパン国際コンクールで日本人として最年少入賞を果たして以来、日本を代表する本格派として活躍する横山幸雄さん。昨年、バン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝した盲目のピアニスト辻井信行さんを指導していることでも知られ、今年5月「ショパン・ピアノソロ全166曲コンサート」で、全曲暗譜演奏し、ギネス記録を樹立するなど話題に富んだアーティスト。

問い合せ先／館山音楽鑑賞協会

TEL／0470・22・1398

http://happy.bikki.jp/

●日時：12月16日（木）11時〜（1時間程度）
●会場：おんだら山（南房総市千倉町川戸）山頂

　子どもの可能性を大切にし、野外でのびのびと保育活動を行う「森のようちえんはっぴー」を開設するにあたり、'11年度の参加者〔対象は3歳児（年少組）〕を募集中。入園説明会を保育場所となる「おんだら山」で実施。参加希望者は、前日までにメールで申し込みを（morinoyouchien@gmail.com）。日程の合わない方も相談可。保育者も募集中。野外保育に興味のある方は気軽に連絡を。

問い合せ先／沼倉幸子

TEL／090・5523・6238

ヒーリングフラワー

●日時：12月18日（土）13時30分〜15時30分
●会場：Yuj（南房総市千倉町瀬戸）／参加費：2000円

　ヒーリングフラワーとは、オーストラリアに原生するユーカリやティートゥリーなどのワイルドフラワーを用いて作るプリザーブドフラワーのことで、先住民アボリジニの知恵を受け継いだヒーリング法。今回のワークショップでは、オーストラリアの荒野に自生するパワフルでそれぞれ非常に個性的な植物たちを使ったクリスマスリースを自由な発想で製作。どなたでも参加可。詳しくは左記まで問い合わせを。

問い合せ先／Chikiri（児玉千穂）

TEL／090・4510・8689

マンディー小葉子さん


田中淳一さん

●日時：12月23日（木・祝）開場13時 開演13時30分
●会場：カトリック鴨川教会内 旧みこころ幼稚園園舎（鴨川市横渚）／入場無料（チャリティ金を募集）

　鴨川市在住で、オランダ王立ハーグ音楽院に学ぶヴァイオリニスト・マンディー小葉子さんと、南房総市出身で、ウィーンに留学後、国内で伴奏のスペシャリストとして活動するピアニスト・田中淳一さんによるチャリティコンサートを開催。演奏後に出演者を交えてのティーパーティも開催。また、当日ミニバザーも実施。

問い合せ先／佐分利

TEL／04・7098・0118

●日時：12月24日（金）20時〜20時30分
●会場：小湊漁港

　この冬はじめての開催となる天津小湊漁港を会場に開催される花火大会。約500発の打ち上げ花火がクリスマスイブの夜空を彩る。澄み切った冬の夜空に浮かぶ華麗な花火、夏とはまた違う趣のあるロマンチックな花火が見られる。悪天候の場合は、翌日に順延。（それ以降の順延はなし）

問い合せ先／鴨川市天津小湊観光案内所

TEL／04・7095・2218

yasu・山口泰さん

●日時：12月25日（土）18時〜21時（開場・17時30分）
●会場：シラハマアパートメント（南房総市白浜町滝口）
●料金（ワンドリンク・フリーフード）：3500円、カップルチケット6000円、小学生以下無料

　日本だけでなく、アメリカでも活躍するレコーディングエンジニアで、ミュージシャンのyasuこと山口泰さん率いるmonk beatと地元のメンバーを中心としたあわライオンのライブを開催（1階会場）。2階では映画の上映会も行われる。予約制・お申し込みはお電話で。

問い合せ先／シラハマアパートメント

TEL／0470・38・4448