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葦船は、世界中の神話や伝説、歴史的記述にも登場する最も原始的な船で、水辺に生える葦と縄だけでつくられます。実行委員会では、地域にある素材を使い、自分たちの力で海に浮かぶ船を製作しようと、昨年から葦船冒険家の石川仁さんを講師に「安房葦船祭」を開催。今夏2回目の葦船祭を開催しました。葦船づくりは暖かくなる前までに材料の葦を刈り取らないといけないことから、7月に行う本番の4ヶ月前から準備を行い、その後、昨年は地域の収穫祭などで展示、そして冬に解体した葦船を燃やす昇天祭を開催。年間を通した活動となることから、実行委員会では自然や季節感を大事にしたイベントをと心がけ、昨年の昇天祭でも、体を温める地元の食材を使った料理がふるまわれました。
今年も、自然に優しい作物づくりに取り組む地域の農家から食材の提供を受け、数種類のスープと焚き火で調理する温かい食べ物を用意。また、夜間のイベントということで、照明にも地元養蜂家の蜜蝋と、切り出した竹を使った手づくりランプが使用されます。
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