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代表の増岡鍠治さん(左から3人目)と実行委員会のみなさん。 |
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左から荒谷清水さん、新納敏正さん、平田満さん |
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●7月6日(日)開場13時30分、開演14時(整理券配布は開場1時間前から)
●会場・鋸南町中央公民館(鋸南町吉浜)/料金・一般5000円、年間会員4900円、小中高生3000円/観劇特典・菱川師宣記念館入館割引
第二次大戦後、極寒のシベリアへと抑留された、60数万人以上とも言われる日本人捕虜。「ダモイ〜収容所から来た遺書」は、極限の環境におかれた日本人捕虜の物語を3名の俳優だけで演じる、生の意味を問いかける作品とも評される珠玉作。出演は、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞をはじめ、数々の受賞歴を持つ平田満さんを筆頭に、舞台を中心に活躍する実力派・新納敏正さん、荒谷清水さんと、名優がそろいます。
「最初は、一回限りのつもりで呼んだんですが、まわりから大変喜んでもらえてノ」そう語るのは「鋸南町よい演劇を観る会」代表の増岡鍠治さん。同会は高いクオリティの演劇作品の上演を、途中中断した回もありましたが年に1回、1987年から22年にも渡って継続しています。増岡さんは、唯一残る初回時からのメンバー。現在、会は7名の役員によって運営され、その年代はいずれも60代。「若い人は生活に追われて大変だから」と増岡さん。地域に数少ない良質な芸能文化の担い手としての責を、自ら頼もしく担っています。上演料を減らすため大量の舞台装置などの荷下ろし、舞台設営などのスタッフワークも役員及び実行委員で行う剛健ぶり。作品選びには、演劇初心者にも親しんでもらえるよう毎回著名な出演者を含むものをと心がけ、「本当によいものを」と並々ならぬ熱意をもって臨まれています。「赤字になった回もありましたが、アンケートに書かれた感謝の気持ちが励みで何とか続けています」。
「今回の作品は、けして暗いものではなく、生きる希望を見せる作品。生きるヒントを見つけてもらいたい」と実行委員のみなさん。是非お誘い合わせの上、ご鑑賞ください。
問い合わせ先/鋸南町よい演劇を観る会
電話/0470・55・2335
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