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るるぶ情報板
「るるぶ千葉房総'08」
JTBパブリッシング・刊
定価820円(税込)
ドライブ・日帰りをポイントに編集。南房総の記事も多い。 |
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まっぷるマガジン
「千葉・房総'08」
昭文社・刊
定価820円(税込)
感動! 花めぐり、絶景! 海遊び。エリアガイドは南房総から。 |
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いまどきの旅行ガイド
観光立国、観光立県という言葉をよく耳にするようになったのは、ここ4、5年。千葉県もしきりに、「カンコーリッケン」を唱えています。南房総も「観光」が主力産業として位置づけられており、昨年は館山道も全線開通、観光による地域の活性化に期待が寄せられています。
なぜ人は旅にでるのか、はともかく、人は何を見て旅にでるのか……いまどきの旅行ガイドブックといったらこの2誌、「るるぶ」と「まっぷる」。圧倒的な販売部数を誇っています。この2誌により旅行者の行動が左右されるといっても過言ではありません。広告ページの多さも、その威力を物語っています。
2008年、もうすぐ北京オリンピックというクリップ元日号では、「るるぶ」と「まっぷる」で、南房総のどんな所が記事となっているかを徹底調査してみました。掲載紙面の面積をはかってランキングをつけたものです。データは2誌の合計です。1位は「鴨川シーワールド」。「るるぶ」で1000ポイント、「まっぷる」で826ポイント、合計1826ポイントの高得点。2位は、ちょっと意外な「鋸山」が登場。「るるぶ」ではイラストマップ付の見開き2ページ。「鋸山しっかりウォーク」というタイトルで大きく紹介されていたのが勝因。3位はこれまた露出度の高い「勝浦朝市」。以下はランキングをご覧ください。
毎年、誌面の企画、構成を変えて発行される「るるぶ」と「まっぷる」。表紙はご覧のように、かなり似ている、ど派手なデザイン。4、5年前の表紙は落ち着いたデザインでしたが、両誌ともエスカレート。いずれにしろ、売れてる、影響力のある目の離せない旅行ガイドブックです。
消えていった旅行ガイドブック
ある程度の年齢の方なら、旅行ガイドブックといえば、「ブルーガイドブックス」
(実業之日本社・刊)を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。文字通りブルーの表紙で、全国を50程度のエリアに分けて、紹介したガイドブックです。他社の旅行ガイドブックも同様に判型もA5判やB6判という小型のものが主流でした。往年のブルーガイドブックスは20年ほど前に終了。その後ブルーガイドパックシリーズとして登場したものの、10年ほど前に廃刊になっています。現在、ブルーガイド編集部からは「ブルーガイドてくてく歩き」「プチ贅沢な旅」などのシリーズが刊行されています。残念ながら房総エリアの、シリーズからはもれています。旅行ガイドブックも様変わりをし、趣味趣向にあわせて細分化をしているようです。心残りなのは「南房総」をきっちりと紹介しているガイドブックが、少ないことでしょうか。南房総の魅力を違う面から照射した、自然や歴史、文化などもしっかりと紹介した総合的なガイドブックも一冊くらいは、欲しいですね。
「るるぶ」「まっぷる」掲載ランキング・ベスト20
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1 |
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◎ |
鴨川シーワールド |
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1826 |
2 |
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◎ |
鋸山・日本寺 |
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1417 |
3 |
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◎ |
勝浦朝市 |
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1316 |
4 |
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◎ |
沖ノ島 |
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540 |
5 |
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岩井海岸(地引き網) |
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516 |
6 |
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アウトフィッターサービス あしびよーら |
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500 |
7 |
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プライベートホテル&スパレストラン 森羅 |
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480 |
8 |
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◎ |
白浜フラワーパーク |
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430 |
9 |
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◎ |
館山いちご狩りセンター |
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384 |
10 |
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◎ |
潮風王国 |
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375 |
11 |
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◎ |
白間津花畑 |
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362 |
12 |
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◎ |
夢の花かん |
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316 |
13 |
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◎ |
名勝仁右衛門島 |
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306 |
14 |
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◎ |
守谷海水浴場 |
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304 |
15 |
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◎ |
波左間海中公園 |
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289 |
16 |
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◎ |
割烹 中むら |
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280 |
17 |
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◎ |
鯛の浦遊覧船 |
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244 |
18 |
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観光定置網 やまと丸 |
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240 |
19 |
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グリル菜の花 |
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237 |
20 |
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◎ |
野島埼灯台・きらりん館 |
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234 |
※ランキング調査方法
2008年版「るるぶ」「まっぷる」に掲載されいる記事の面積を測り、1cm2を1ポイントとして算出しました。(例えば5センチ×10センチの記事として紹介されていれば50ポイント)。2誌に掲載されいる面積を合算しました。クリップが新聞折込で配布されている南房総エリア(安房、勝浦市)にある施設、店舗などが対象です。◎は2誌に掲載されていたものです。 |