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一昨年のチャンピオン、368kgの上野貢司さん。全国大会でも準優勝 |
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「最初は100人くらいでスタートしたんだけど、13年もやってたら、年々参加者も増えてきて…」とスタッフ。今では、参加者250名以上、協賛100社を超えるビッグイベントに成長した「ジャンボかぼちゃコンテスト」。このイベントを主催する「加茂川甚六会」は、長狭地区の青壮年で結成されている団体で、きっかけは「大きなカボチャを持ち寄って、収穫祭をしたら楽しいだろうなぁ」という会員の一言から。
春先から育てたカボチャの重量を競うコンテストで、小さいものでも50kg前後、上位にランクされる大物は300kg以上にもなり、クレーンを使って計量が行われています。栽培されるカボチャは「アトランティックジャイアント」という品種で、主に家畜の飼料用につくられていたもの。「食べられないことはないけれど、普通のカボチャみたいにはおいしくないなぁ。パイにしたらまあまあいけたね」。参加者には5月に苗が配られ、9月のコンテストまで丹誠込めて育てられます。形がくずれたり、地面についている部分が腐ったりと、簡単にはいかないそうで、育て方の研究にも年々力が入っているとか。
「このジャンボカボチャの栽培のなかで、自然科学や農業の大切さを学んでほしい」という思いも。「巨大なカボチャの育つ環境は、地球上でも多くありません。豊かな大地・鴨川市に生まれ育ったことを誇りに思い、大自然の大切さ、植物たちが私たちの生活環境に大きな役割を果たしていることを再認識して欲しい」という加茂川甚六会からのメッセージも込められているイベントです。
午前中いっぱいかけて審査された後、お昼頃からぼちぼちと表彰式がスタート。所狭しとカボチャが並べられた会場では、参加者も見物客も一緒になって審査を見守ります。
入賞者には海外旅行をペアでご招待と賞品も豪華。優勝・50位・100位・200位と飛び賞になっており表彰式を盛り上げます。表彰式の合間にはコンサートもあり、模擬店も出店。飲んだり食べたりしながら、それぞれの努力の成果、感動のビッグなカボチャを、ぜひ見物にでかけてみては。
問)根本川魚店
電話04・7097・0592 |