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今回の展示のために作りためられた「へんてこコロリン」たち |
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海猫堂店員で「へんてこ美術家」のささごともみさん |
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千倉町在住のWAKEESHIささごともみさんは、イラストレーター・山口マオさんが経営するギャラリーと雑貨のお店「海猫堂」に勤務するショップ店員で、ご自身でも作品づくりをするアーティスト。今月10日(土)〜26日(月)の間、ささごさんは生まれて初めての個展をご自身の職場・海猫堂で開催します。
山口マオさん命名の「へんてこ美術家」という称号を肩書きに、個性的な作風のイラストや造形作品を制作する彼女は、昔から風変わりな作風のイラストが大好きで、山口マオさんも学生時代からのフェイバリットの一人だったそうです。その出会いは運命的で、6年前、たまたま知り合いの無国籍料理店に置いてあったささごさんの作品が山口マオさんの目に触れたことがきっかけとなり、次第に交流が生まれ、いつの間にか海猫堂で働くことになっていたのだそう。
今回の展示のメインとなるのは、掌サイズの石粉粘土細工に、奇妙ながらも愛らしいキャラクターが描かれた「へんてこコロリン」の作品群(写真)。この「へんてこコロリン」、実はささごさんにとってかなり思い入れのある作品形態で、なんとそのキャリアは高校生の頃から。館山の民芸店に置いてあった、頭がオジサン、体がロバという奇妙な南米の人形に強い感銘を受け、「私もつくりたい」と、制作に目覚めたのだそうです。その後いくつものキャラクターを生み出し、現在に至る「ささごワールド」を確立しました。
海猫堂で開かれる共同展でも常にワン&オンリーな作風で、見るものに強烈な印象を与えてきた、ささごさんのキャラクターたち。個展では、さらに強力にアピールすることでしょう。個展の開催にあたって「見てくれた人がこのキャラクターたちの性格や行動を想像してくれたら嬉しい」。奇妙で、愛らしくて、つい手に取りたくなる「へんてこコロリン」たちを、想像をふくらませながら、是非ご覧になってみて下さい。
問)海猫堂
電話0470・43・1039 |