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第45回安房菊花展・菊花品評会

投稿者:admin|投稿日:2014年10月24日

丹精こめて育てた約200点の菊花が咲き競う

ハウスで大切に育てられた出品前のキク

ハウスで大切に育てられた出品前のキク

  • 会期:10月28日(火)~11月10日(月)9時~16時
  • 会場:ローズマリー公園丸山交流・体験センター(南房総市白子・ローズマリー公園駐車場脇)
  • 入場無料

年に一度、菊の咲き誇るこの季節に開催され今年で45回になる安房菊花展。主催する安房菊の会が結成されたのも45年前で、毎年欠かさず開催され歴史を重ねてきた。現在、会員は16名、それぞれが丹精こめて育てたあげた自慢のキク、約200点が出品される。

展示されるキクは、品種や栽培方法により厚物、厚走り、管物、だるま作り、福助作り、盆栽作り、という6つのジャンルにわかれる。

一輪咲きで高さをおさえた「福助作り」

一輪咲きで高さをおさえた「福助作り」

厚物はこんもりと盛り上がって咲く、直径18センチ以上のゴージャスな大輪のキク。厚走りは厚物同様に大輪だが、外の花弁が下に流れるようにして咲くもの。花弁が細長い管状になったものが管物。厚物や厚走りと同じく大輪を3本立てにしたものだが、高さを30センチから60センチに抑えたものがダルマ作り。ダルマを連想させる花姿からこの名がついているそうだ。高さをおさえて一輪だけを咲かせるのが福助作りで、飾る場所を選ばない手軽さが魅力の仕立て方だ。主に小菊で盆栽仕立てや懸崖などの形に整えてつくるのが盆栽作り。

キクの栽培は冬場の腐葉土、堆肥づくりから始まる。4月中旬頃から挿し芽で苗を育て、移植、摘心、成長抑制、消毒、などの作業をへて、ようやく10月中旬頃から花を咲かせる。さらに、それぞれに工夫をこらして、展示会の期間に満開になるように調整をはかるのだそうだ。一年間の労苦が、この展示会で花開く。11月3日には、広田友一氏(全日本菊花連合会資格審査委員)を招いての審査会が行われ、出来映えの優劣も競われる。

花弁は時間をかけて交互に重なるようにする調整作業も

花弁は時間をかけて交互に重なるようにする調整作業も

本格的な秋の訪れを感じるこの時期、菊花を愛でるのも一興。会場では、鉢花や切り花の販売も行われている。
※安房菊の会では会員を募集中。興味のある方は会場で。

問い合わせ/安房菊の会(石井)
電話/0470・46・4548

*359号掲載

カテゴリー:トピックス

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