直地域の恵みを最大限に活かして地産地消を実現する近道が直売所。環境や健康にもやさしい「ちばエコ農産物」に登録されている商品や、地域の食文化が詰まった昔ながらの加工品も多く、豊かな食文化・食生活を実現します。前回の第１回内房〜館山編に引き続き、今回は勝浦〜白浜編。

　日本三大朝市に数えられる「勝浦の朝市」。４００年の歴史を持つ別格の朝市です。農産物、海産物、日用品、雑貨など多くの品物が並び、出店者が対面販売します。水曜日以外常時開催ですが、月の前半と後半で開催場所が異なります。

　多数の会員が農産物を持ち寄る、ＪＡ直営の直売所。美味しいお米と名高い長狭米を求めて県外から来る人も。環境に優しく手間いらずな長狭米の無洗米もあります。

　道の駅オーシャンパーク内にある海産物と農産物をともに扱う直売所。地元の主婦が作る手作りジャムなど加工品も多く扱います。おすすめは鴨川牛のビーフジャーキー。

「みんなみの里」内にある、外房エリアで最も規模が大きくにぎわいのある直売所。花、米、野菜に果物のほか、加工品や民芸品と様々な商品が幅広く揃います。地元・観光客ともに利用価値の高い直売所。

　材木店を営む店主が、丹精した椎茸の販売をするために始めたという「峠の茶屋」的直売所。農家の持ち込む農産物も販売されています。店のすぐ裏で栽培される椎茸は、香りがよく肉厚と評判。椎茸原木や、なんと猪・鹿肉も売っています。

　四季折々の花が植えられ、観光客の休憩スポットとなっている花の広場公園「花夢花夢」に隣接する直売所。もちろん花は充実の品揃えで、品質が良く持ちがいいと評判。隣には和田の特産・鯨を食べられる飲食店やみやげ店等がつらなり、ちょっとした横丁になっています。

　農家や家庭菜園など近隣の会員による農産物が週末と祝日限定で販売される直売市場。おすそ分けの延長といったノリで出店者が直接販売するので、会話を楽しみながら買い物できます。50円・１００円・１５０円…と、料金も明瞭設定。

　安馬谷交差点付近の細道を迂回できる広いバイパスも完成し、利用も便利になった「やさい村直売所」。新鮮な野菜や果物、花などの他お菓子や飲み物なども扱っているので道すがらの買い物にも便利。

「わくわく広場」は千葉県を中心にホームセンターを展開する「（株）タカヨシ」運営の直売所。昨年の秋にリニューアルした明るく広い店舗は、利用しやすさ抜群。

　丸山地区で作られた農産物、加工品だけを扱う「純・丸山」直売所。地元の農家や生産者による物のほか、「ダチョウの卵」を含む安房拓心高校の実習生産物等も販売。

　瀬戸浜海岸沿いにある、まんぼうの看板が目印の直売所。野菜のほか、花や季節の果物等充実。

「新鮮な野菜と花を生産者から直接消費者へ」というコンセプトで、この地域で最も古くから直売所を始めた老舗。無農薬有機栽培の菜の花を浅漬けにしたオリジナル商品「はる菜ちゃん」は、いつでも房総の春を楽しめるヒット商品。パスタにも最適。

　開催時刻の７時前からすでに多くの人が集まり、にぎわいを見せる「南房朝市」。非常にバラエティーに富んだ商品が並ぶのが特徴。遅く行くと品切れの可能性有り。

　道の駅・潮風王国内にある、千倉の産物だけを取り扱う直売所。名物になりつつある「エディブルフラワー（食べられる花）」も手に入ります。

　地域の女性による「くこの実会」によって運営される直売所。夏柑ピール、そら豆まんじゅう、黒潮クッキーなどの様々なオリジナル加工品、日替わり弁当にお総菜ほか地元の産物を活かした食品が多く並びます。

　地元有志によって、かつてこの場所で行われていた朝市を地域活性にと復活させています。南房総の南端・白浜のきさくな「おばちゃん」たちが、取れたての野菜、花、海産物、加工品を売ります。