南房総生活情報誌「クリップ」

いのり、いわい、はぜる。

〈掲載日:2007年7月14日〉 No.191

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あっちでも、こっちでも、まっち
特集・南房総の夏祭り
オオナワタシ
ササラ踊り
4年に一度の華麗で壮大なまつり
白間津大祭(しらまづおおまち)
7月27日(金)・28日(土)・29日(日)
●場所・日枝神社境内ほか(南房総市千倉町白間津)
 白間津大祭は4年に1度行われる貴重なお祭り。その民俗学的価値から、平成4年に国の重要無形民俗文化財に指定されています。
 この祭では、厳正に選ばれた小学6年生の少年2人が「仲立ち」という役を負い、日天、月天という祭礼の中心的存在となります。この2人の仲立ちは、お祭りの50日前から、普段の生活とは違う精進潔斎の務めに。家族やクラスメートとも別の食事をとり、毎朝、日が昇る前に、海で潮垢離という禊ぎを行って、祭礼の神様を祀る日枝神社まで供物を供るという生活を送ります。
 祭礼では仲立ちである日天、月天のほか、「ささら踊り」「トヒイライ」「エンヤボウ」「酒樽萬燈」という集団が行列を組み、「振り込み」とも呼ばれる踊りとともに行進していきます。
 トヒイライは、女子中高生を中心にした踊り手の集団で、トヒイライ棒を持ち、神様が通る道の露払いを意味する振り込みを行います。次に、槍、薙刀を持った小中学生男子によるエンヤボウが続き、魔を払います。そして、日天、月天の2人の仲立ちとともに、ささら踊りというこの祭りを象徴する少女たちによる愛らしく雅やかな踊りが続き、最後に約40kgもある酒樽を角材にくくりつけた酒樽萬燈を担いだ青年達が振り込んでいきます。
 初日は日枝神社境内と円正寺。2日目は行列をつくり漁港近くの仮宮へ移動します。海岸道路では日天、月天の二本の幟を引いて競い合う「オオナワタシ」も行われます。3日目は、再び日枝神社に場所を移し振り込みが行われます。

白間津大祭日程
■7月27日(金)15時・祭典(場所・日枝神社)/15時30分〜19時頃まで・振り込み(場所・日枝神社、円正寺)
■7月28日(土)10時30分〜12時頃まで・お浜下り(日枝神社から仮宮まで)/15時30分〜16時30分・オオナワタシ(海岸道路)/17時〜19時頃まで振り込み(仮宮)
■7月29日(日)15時30分〜19時30分・振り込み(日枝神社)/19時20分〜50分・始終楽(日枝神社)
白浜海女祭のハイライト海女の夜泳
夏の観光シーズンの開幕イベント
白浜海女まつり
7月20日(金)21日(土)・18時〜21時(両日とも)
場所・野島崎灯台ロータリー広場公園(南房総市白浜町)
 今年で第42回と回を重ねてきた南房総の夏の代表イベント。夏休みが始まる20日、21日に開催されてきましたが、今年は金、土の週末となり、例年にない盛り上がりが期待されます。夏祭り囃子や郷土芸能ショー、抽選会などが行われます。祭りのハイライトは「海女の夜泳」(20時25分〜)。白装束の海女の衣装に身をかためた白浜の海女さんたちが手に松明を持ち、夜の海を泳ぎます。そしてフィナーレは花火大会(20時50分〜)。灯台の光とともに花火が夜空を彩ります。2日ともに同時刻で開催されます。
問・南房総市観光協会白浜観光案内所
電話・0470・38・4412
山車5台、屋台1台が繰り出す
那古地区祭礼
7月21日(土)22日(日)
 21日は各地区で6台の山車、屋台の引き回し。22日は12時に那古寺で出発式を行い合同の引き回しへ。19時から21時、船形駅前交差点・那古交差点間は歩行者天国に。祭りは最高潮に。
神輿、屋台、御船が市役所広場に集結
富浦祭
7月21日(土)22日(日)
 富浦の5地区から神輿3基、屋台6台、御船2台が出祭。21日17時より次々と、南房総市役所本庁駐車場に集結。18時に勢揃いし19時まで祭り囃子の競演が行われ、盛り上がります。
国道410号は歩行者天国に。
神輿、山車が行き交う
29基の神輿と9台の屋台、山車でにぎわう
千倉のまつり
7月14日(土)15日(日) 南北に細長い南房総市千倉町のほぼ全域で、神輿や山車、屋台が繰り出す文字通り町をあげての盛大な夏祭りが「千倉のまつり」。14日は、山車、屋台のほか、大人、子どもあわせて29基の神輿が繰り出し、町のあちらこちらで、かけ声や木遣りが聞こえてきます。16時に、千倉漁港へ7基の神輿が集結し、その勇姿を披露します。18時からは町の中心部の国道410号が通行止めとなり歩行者天国になります。太鼓、笛の囃子もにぎやかに9台の山車、屋台が行き交い、祭りを盛り上げます。
 翌日の15日は、午前中から山車、屋台が繰り出します。前日同様、18時から22時までは歩行者天国。19時に千倉郵便局入り口を中心に6台の屋台、山車が集合し、囃子を競い合い、祭りは最高潮に。



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南房総冷たい麺特集
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イベント情報
amma-lua展
「アナザー グリーン ワールド」

●7月19日(木)〜8月3日(金)水曜休館、11時〜18時(金・土・日は19時まで)
●会場・テトラスクロール(南房総市和田町和田)
  緑の中に立ち現れる別世界を描き続ける、女性作家『あまるーあ』さんの作品を展示。関連して、19日(木)には「オープニングパーティ」(18時〜)、26日(木)には「五感で楽しむハーブレッスン」(14時30分〜)、31日には「フレッシュハーブの使い方」(10時30分〜、1500円)を開催。
問・テトラスクロール
電話・0470・47・5822

渡辺文男グループ+道子 "JAZZ SUMMER LIVE"
●8月4日(土)開演19時
●会場・レストラン一粒の麦(館山市山本)/料金・前売4500円、当日5000円(1ドリンク付) ジャズサックス奏者・渡辺貞夫さんの実弟にして日本を代表するジャズドラマー・渡辺文男さんのグループと、同じく日本を代表するジャズボーカリスト・道子さんによるジャズコンサート。1年ぶりの来演。
問・レストラン一粒の麦
電話・0470・23・8210
「人形一座『ホケキョ』影絵芝居」
●7月22日(日)15時15分〜
●会場・南総文化ホール(大会議室)
●料金・大人1000円、子供500円(500AWAまで使用可)
 インドネシア伝統の影絵芝居ワヤン・クリッを下地にした、オリジナル歌舞伎風人形と音楽による影絵人形芝居を上演します。演目・金魚地蔵、他一編。
問・エコウィンド(青木)
電話・0470・24・7850
「ぽた里クラブ陶芸展」
●開催中〜7月16日(月)9時〜17時
●会場・南総文化ホールギャラリー
陶芸家の石井純さんが主宰する、館山市正木「里見窯」の陶芸教室「ぽた里クラブ」が陶芸展を開催。
問・里見窯
電話・0470・27・3087
「平和記念講演会〜平和を確かなものに〜」
●7月21日(土)10時
●会場・館山市コミュニティセンター
●入場無料
「館山九条の会」主催により、千葉県労連議長・松本悟さんを講師に「憲法九条をとりまく今」と題した講演を開催。どなたでもお気軽に。
問・富樫研二
電話・0470・20・8550
●安房博物館
企画展
「客員研究員 魚魚っとさかなクン〜おしえて!!館山湾の魚〜」
●7月14日(土)〜9月2日(日)会期中の休館は7月17日(火)のみ
●会場・安房博物館
●入館料・一般300円、高・大学生150円
「館山九条の会」主催により、千葉県労連議長・松本悟さんを講師に「憲法九条をとりまく今」と題した講演を開催。どなたでもお気軽に。

安房学講座「原始古代のアクセサリー〜勾玉〜」
●7月28日(土)14時〜16時
●会場・鴨川市中央公民館(鴨川市前原)
●参加費・300円(定員20名・3年生以下は保護者同伴
古墳時代の勾玉を見本にして、柔らかい青田石を使い、自分だけの勾玉を作ります。往復ハガキに、住所、氏名、学年、電話番号を記入して申し込みのこと(7月20日必着)。

千葉の食文化丸ごと体験「鯨のたれ〜鯨を食べる〜」
●7月29日(日)9時20分〜15時
●会場・安房博物館他
●無料(ただし保険に加入)
●定員・先着順40名(電話で申し込み)
解体場や加工工場を見学して、「鯨のたれ」をはじめとする、房総にゆかりの深い鯨の食文化、捕鯨の歴史を考えます。

問・安房博物館学芸課(丹羽)
電話・0470・22・8608
●大房岬少年自然の家
「はじめてのキャンプ〜テントに泊まろう〜」
●7月21日(土)〜22日(日)、22日(日)〜23日(月)1泊2日
●会場・大房岬自然公園キャンプ場
●料金・12800円
●定員・40名(年長〜小3)
内容・1日目: 野外ゲーム、野外炊飯、キャンプファイヤー、2日目: 野外炊飯、磯あそび

「海あそびキャンプ」
●7月28日(土)〜30日(月)2泊3日
●会場・大房岬少年自然の家、館山市沖ノ島
●参料金・19800円
●定員・40名(小学生)
内容・1日目: はじめましてドキドキゲーム、海まで探検、夜の海探検、2日目: 海あそび「海の生き物発見」「海へダイブ」、キャンプファイヤー、3日目: 貝殻クラフト

「原始人キャンプ」
●7月31日(火)〜8月2日(木)2泊3日
●会場・大房岬自然公園
●料金・18800円
●定員・40名(小3〜小6)
内容・1日目: 原始のおうちをつくろう、原始人アクセサリーづくり、2日目: 弓矢を作ろう、食料を確保しよう、火をおこそう、勇気をためそう、3日目: 原始のおまつり

問・NPO法人千葉自然学校
電話・0470・33・2693
「親子で楽しむ珠玉の名曲アンサンブル」
●7月21日(土)開演16時
●会場・南総文化ホール
●料金・3000円(中学生以下半額)
世界的指揮者・大友直人さんと、東京交響楽団選りすぐりのメンバーが、クラシック珠玉の名曲をお届け。楽しいお話や楽器の紹介などもあり、はじめてふれるのに最適なプログラムです。千葉市文化功労賞受賞の世界的バイオリニスト瀬崎明日香さんの出演も決定。
問・南総文化ホール
電話・0470・22・1811
「流しそうめん食べ放題」
●7月21日(土)・22日(日)11時〜、12時〜、13時〜、14時〜
●会場・道の駅「三芳村」鄙の里
●料金・300円(20分間食べ放題、小学生以上)

問・道の駅「三芳村」鄙の里
電話・0470・36・4116
「南房総富浦アジすくい」
●7月27日(金)9時〜(一般)・29日(日)9時30分〜(子供の部)、10時30分(一般)
●会場・南房総富浦町多田良北浜海岸
波静かな白砂の海岸で金魚すくいならぬアジすくい。タモ網、バケツを持参。参加者には漁師のぶっこみ汁をサービス。

問・南房総市観光プロモーション課
電話・0470・33・1091
「ウミホタル観察会」
●7月21日(土)〜8月25日(土)までの毎週土曜、19時30分〜20時30分
●会場・安房博物館敷地内岸壁
●無料
マリンブルーに輝くウミホタルを自分の手のひらにのせて観察。
問・館山市観光協会
電話・0470・22・2530
「夏のサンゴウォッチング体験」
●7月14日(土)〜8月19日(日)までの金・土・日・祝日
●会場・沖ノ島(館山市沼)
●料金・Aコース2500円(小学生以上)、Bコース3500円(小4以上)
沖ノ島付近の海域で、サンゴの生息する海の中を観察。
問・NPOたてやま・海辺の鑑定団
電話・0470・23・5772
「勇魚朝市」
●7月・8月の毎週日曜、7時〜9時
●会場・和田漁港(南房総市和田町真浦)
クジラの揚がる時期に合わせ、和田漁港で毎週日曜日に青空市を開催。鮮魚や青果など地元の物産が並ぶ他、鯨肉の販売も行われます。
問・和田町漁業協同組合
電話・0470・47・4111
「ムクミ改善でデトックス効果アップ」
●7月17日(火)13時〜15時30分
●会場・美容室 SEED(館山市北条)
●参加費・500円
講師を迎えて、ムクミを解消するちょっとした工夫を伝授。要予約、マイカップ持参(オーガニックノンカフェインコーヒー付)。
問・SEED
電話・0470・22・8732



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