コンテンツへジャンプ

安房三鈷寺特別公開

投稿者:admin|投稿日:2014年11月21日

小松寺・真野寺・石堂寺の寺宝・秘仏を訪ねる

覆面千手観世音菩薩(真野寺)

覆面千手観世音菩薩(真野寺)

吉祥天立像(小松寺)

吉祥天立像(小松寺)

  • 日時:11月21日(金)~30日(日)9時~16時
  • 拝観料:300円(各寺)※各寺オリジナルポストカード1枚プレゼント!

南房総に紅葉が巡りくるこの季節、今年も小松寺、真野寺、石堂寺が連携して「安房三鈷寺特別公開」が開催されている。一昨年から始められたもので、千年以上の歴史を持つ各寺には、平安や鎌倉時代につくられた仏像も数多く安置されており、日頃は非公開の秘仏も特別に公開される。

紅葉の名所として多くの人が訪れる檀特山小松寺では、前立本尊薬師如来立像、不動明王、毘沙門天、十二神将の群像、役行者半跏像など、平安から鎌倉時代に造られた約17体の仏像を公開。なかでも吉祥天立像は今年、拝観料などをもとに修復されたもので、本来の木彫りの美しい姿に甦っている。今回の特別公開はこの立像の修復報告記念と銘打たれている。

また、11月30日(日)には「小松寺もみじ祭り」が開催され、野点、福引き、直売市などが行われる。(10時〜15時)。

千手観世音菩薩(石堂寺)

千手観世音菩薩(石堂寺)

真野の大黒様として知られる高倉山真野寺。2月6日の大黒天福祭は南房総有数の賑わいをみせるが、普段は小松寺同様に周囲を山に囲まれ静寂が漂っている。本堂内陣に安置されている風神雷神と二十八部衆(南北朝時代・県文化財)、平安時代につくられた二天王立像など約30体の仏像と、初代武志伊八郎信由作の欄間彫刻が公開される。大黒天は今年、修復されきれいな姿でおめみえしている。

長安山石堂寺のみどころは室町時代に建立され、国重要文化財になっている多宝塔の内部が公開され安置されている千手観音坐像(鎌倉時代・県文化財)が拝観できる。初代伊八の力作、16面の脇間彫刻も公開されている。

落ち葉を踏みしめ、紅葉を愛でながら、南房総の古寺探訪。

お問い合わせ/
小松寺(事務局) TEL0470・44・2502

真野寺 TEL0470・46・2590
石堂寺 TEL0470・46・2218

*361号掲載

カテゴリー:トピックス

まだコメントはありません

コメントを残す

Back to Top